トロ箱一杯のひめじを

2011年12月22日

珍しい魚を見かけると、どうしてつい買ってしまうのだろう。
また、いつもの悪いクセが出た。

先週土曜日の田崎市場。忘年会シーズンで需要があるから
だろうか、普段よりずっと活気があった。お天気もそこそこ
続いたこともあって漁も良かったのだろう、魚もたくさん出回って
いた。

見かけることのない天草であがった大量のひめじ。トロ箱一杯
で、なんとたったの千円。これは買いとばかりに買ってしまい。
推定60~70匹はあっただろうか。

トロ箱一杯のひめじを
トロ箱一杯のひめじを

ひれを切り、うろこを落とし、ひたすら捌く。気が遠くなる地味な
作業が続く。

で、結局、それらは一夜干し、南蛮漬け、トマト煮、ムニエルに
化け、新鮮なこともあって刺身でも頂いたが、これが結構うまい。
甲殻類を主に餌にしているからだろうか、どことなく海老の風味が
する。コンロで素焼したアラで取ったスープもどことなく、海老の
香りがするのが面白い。

フランスでは、ひめじは確かルージェ(rougetだったかな?)
と言って、フランス料理では高級魚的な扱いだった筈。型は
もう少し良かったと思うが。そんなことも思い出す。

作業が大変だから、よせばいいのにとやっている最中は泣きそう
にもなるのだが、その分おいしいものにありつけることができる
ので、止められそうにない。

一夜干しは、正月にでも炭火で炙りながら、燗酒でゆるりと
飲ることにしようか。良いつまみが一品出来た。正月用には
あと何を作ろうか。黒豆、なます、かずのこに、なまこも良い
か。あとは、鴨ロース、煮しめ、昆布巻きもあれば十分か。
それに、スペインバル・エルカスティーヨさんで、生ハムでも
切ってもらうことにしよう。


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Posted by こむこむ at 11:59│Comments(0)お料理日記
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