最後の一軒 わかさ@白川公園
2009年08月08日
昭和30年代から40年代にかけて熊本市内のあちらこちら
に何十軒、何百軒という屋台のお店があったのだと、お店
のおかみさんは言った。
会社のある旧清水町界隈から国道3号線を熊本市内に
向かうと熊本北警察署のおとなりに白川公園という公園が
左手に見えてくる。近所の住人の格好の犬のお散歩の
場所程度にしか思えてなかったのに、たまたまたそがれ時
に通りかかった時に、公園の丁度入り口あたりに、ぼうっと
灯る明かりが見えた。
なんと屋台!
それから、この店の存在が気になって、気になって。会社の
監査役にそのお店の存在を伝えると、ああ、それは、もう
熊本では一軒きりになってしまった屋台だと言う。市がもう
営業許可を下ろさないため、今のお店の主人の代限りらしい。
なんとも哀しい話だ。おとなり福岡の博多ではその屋台が
観光スポットの一つとして、にぎわいを見せているのに、この
熊本では、特にお城ぐらいしか見るべきものがないのに、
なんで自らそういったものを壊して、つぶしてしまうのだろうか。
屋台の風情。悪くないのになあ。狭いエリアに飲み屋さんを
閉じ込めてしまう熊本の風土を思う。
嘆息めいた気持ちを抱きながら、でも久々の屋台気分に
少しずつ気持ちは高まってくる。ようやく陽も翳ってきて、
たまたまその日は火の国まつりの初日で花火が打ち上げ
られるらしいようで、浴衣姿の若い女の子の姿がちらほら
と。あれほど、暑かった一日も、さっと頬をなでる風がそれ
を忘れさせてくれる。
さて、そのお店は、10人も入れば一杯になってしまう
感じである。台のまんなかにおでんを煮る大きな鍋が
鎮座して、脇のショーケースにはレバ刺しや、たこ(刺身用?)、
串にさされたバラ肉も見える。焼き物もあるみたいだ。
こんばんは。わお、一番のり。まずは、ビールをもらおうか。
アサヒ(ちと、残念)の瓶ビール。お、お疲れちゃーーーん!
ぐびぐび、くー、うまい。アサヒでも許しちゃう(笑)筆者は、
どうもアサヒの味わいが苦手。どこか金属をなめている
ようなドライな味わいが。。。
えーと、おでんを。うーん、まだ良く煮えておらんとよ。もう
ちょっと待ってもらって良かでしょうか?どうも、フライング
気味の入店だったようである。そんな、新参者でも、いやな
顔ひとつせず、
続きはのちほど。
に何十軒、何百軒という屋台のお店があったのだと、お店
のおかみさんは言った。
会社のある旧清水町界隈から国道3号線を熊本市内に
向かうと熊本北警察署のおとなりに白川公園という公園が
左手に見えてくる。近所の住人の格好の犬のお散歩の
場所程度にしか思えてなかったのに、たまたまたそがれ時
に通りかかった時に、公園の丁度入り口あたりに、ぼうっと
灯る明かりが見えた。
なんと屋台!
それから、この店の存在が気になって、気になって。会社の
監査役にそのお店の存在を伝えると、ああ、それは、もう
熊本では一軒きりになってしまった屋台だと言う。市がもう
営業許可を下ろさないため、今のお店の主人の代限りらしい。
なんとも哀しい話だ。おとなり福岡の博多ではその屋台が
観光スポットの一つとして、にぎわいを見せているのに、この
熊本では、特にお城ぐらいしか見るべきものがないのに、
なんで自らそういったものを壊して、つぶしてしまうのだろうか。
屋台の風情。悪くないのになあ。狭いエリアに飲み屋さんを
閉じ込めてしまう熊本の風土を思う。
嘆息めいた気持ちを抱きながら、でも久々の屋台気分に
少しずつ気持ちは高まってくる。ようやく陽も翳ってきて、
たまたまその日は火の国まつりの初日で花火が打ち上げ
られるらしいようで、浴衣姿の若い女の子の姿がちらほら
と。あれほど、暑かった一日も、さっと頬をなでる風がそれ
を忘れさせてくれる。
さて、そのお店は、10人も入れば一杯になってしまう
感じである。台のまんなかにおでんを煮る大きな鍋が
鎮座して、脇のショーケースにはレバ刺しや、たこ(刺身用?)、
串にさされたバラ肉も見える。焼き物もあるみたいだ。
こんばんは。わお、一番のり。まずは、ビールをもらおうか。
アサヒ(ちと、残念)の瓶ビール。お、お疲れちゃーーーん!
ぐびぐび、くー、うまい。アサヒでも許しちゃう(笑)筆者は、
どうもアサヒの味わいが苦手。どこか金属をなめている
ようなドライな味わいが。。。
えーと、おでんを。うーん、まだ良く煮えておらんとよ。もう
ちょっと待ってもらって良かでしょうか?どうも、フライング
気味の入店だったようである。そんな、新参者でも、いやな
顔ひとつせず、
続きはのちほど。
生もずくの下拵え 木下商店@田崎市場
2009年08月06日
みなさん、こんにちは~ 飲んでますかぁ~?
梅雨がようやく明けた熊本。連日、強烈な日差しが照りつけて
ます。夏本番と言ったところですが、少なくとも日中はそういった
気配は微塵にも感じられないのですが、朝目覚めて、ジョギング
に飛びだすと、近くを流れる井芹川や坪井川の周辺にはおびた
だしい赤とんぼが見られるようになりました。
そう言えば夕暮れ時、あれほどうるさかったクマ蝉のしゃあしゃあ
言う鳴き声の向こうに、かなかなかな・・・と鳴くひぐらしやつくつく
ほーしと鳴く蝉の声が聞こえてきます。すでにどこかしらからか、
夏の終わりの予感と秋の気配がそっとしのびこんできているかの
ようです。まだ、8月になったばかりだと言うのに。入道雲は、
青い青い空のなかを、陽を浴びてきらきら、もくもく、もくもくとさせて
いるのに。
さて。
先週の田崎市場は、けっこうヒマな感じでしたね。通い始めて4か月
ほどになりますが、だいたい魚を買う店は決まってきて、そこを覗いて
ぱぱっと買ってしまうので、15分もあれば買い物は終わってしまう
ようになりました。それでも、面白いものはないか、うろうろ全部の
お店見て回りますけど、築地をうろついていた頃ほどの高揚感は、
さすがになくなってしまいました。
それでも、こちらでしか見れない足赤えび
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なんかを見た時には、ちょっとばかりわくわく~(笑)したりしますが。
これは塩炒めにして。熊本は、なんでも揚げものにするとうまか、って
言うんですよ。目鯛なんかも、フライがうまか、しいらも・・・
揚げものが好きみたいですね。そう言えば、総菜屋さんでも、
鶏のから揚げを売りにしているところが多いんですよ。とか、そうそう
サラダちくわなる不思議な食べ物についてもお話しましたっけ。
行きつけにしている古閑鮮魚さんでは、おやぢさんにおいしい
天然鯛の見分け方をじっくり教わりましたよ。いつもは、殺気
だって話しかけられる雰囲気ではないのですが、懇切丁寧に。
でも、ときおり交る熊本弁が分からなかったり。お勧めの鯛は
キロ2,000円。さばいて3日目ぐらいが、食べごろでした。油の
程良いノリで大変おいしかったです。とろろこんぶで昆布じめに
したのも悪くはなかった。
もう一軒の行きつけの木下商店さん。
酢のものが食べたくなる今日この頃。もずくに手を伸ばして
いると。あ、そっちは冷凍もん。こっちが、生、だと言う。
もずくって冷凍保存できるなんて知らなかった。冷凍もの
でも十分うまいが、やはり生に限るとおやぢさん。
ところで、生のもずくの下拵えの方法って知っとらすと?
(変な熊本弁のようでしたらご容赦)一番良い方法を
教えてあげるけん、でも3時間はかかるけど、聞いて行か
らすか?3分なら良いよって言ったら、ぢゃあ、ってんで、
教えてもらいました。
まずは、良く水洗いして。大きな鍋にお湯を沸かし、
そこにもずくを入れて色が変わる程度にさっと湯がいて、
それを冷水に放って、良く洗って水切りをする。あ、それに
小さく切り分けないと、行けません。そうしないと、一口
すすると口いっぱいに頬張ることになりますからね。
次に漬け汁ですが、酢、水、砂糖をそれぞれ1:1:1
の割合で入れたものを煮立たせて、冷ましたところに
もずくを漬け込めば1週間は持つとのことです。
(でも、これだと甘すぎるかも・・・お出汁に、煮切った
みりん、日本酒を適量入れて、お醤油を香り付け程度
に入れ、そこに酢をどぼどぼ入れるのが良いような。)
でも、沸騰させると、酢が飛んでしまうのでは?と聞くと、
それはそうしないと酢が喉に引っかかって、けほけほくるけん、
とのお答えでした。男子は、酢のそういう酸っぱさって
苦手って言いますからね。僕の場合、けほけほくる
ぐらいでないとダメなのは、ちょっと変わってる?かも
知れませんね。
と言うことで、生もずくの下拵え方法を教わったのは
良いのですが、大量すぎで、1週間で食べきるか、
そっちの方が心配だったりします。
帰り際、もずく酢で、お酒いったら、どんどん飲めると!
と、ウィンクしたおやぢさん、愛嬌たっぷりです。
梅雨がようやく明けた熊本。連日、強烈な日差しが照りつけて
ます。夏本番と言ったところですが、少なくとも日中はそういった
気配は微塵にも感じられないのですが、朝目覚めて、ジョギング
に飛びだすと、近くを流れる井芹川や坪井川の周辺にはおびた
だしい赤とんぼが見られるようになりました。
そう言えば夕暮れ時、あれほどうるさかったクマ蝉のしゃあしゃあ
言う鳴き声の向こうに、かなかなかな・・・と鳴くひぐらしやつくつく
ほーしと鳴く蝉の声が聞こえてきます。すでにどこかしらからか、
夏の終わりの予感と秋の気配がそっとしのびこんできているかの
ようです。まだ、8月になったばかりだと言うのに。入道雲は、
青い青い空のなかを、陽を浴びてきらきら、もくもく、もくもくとさせて
いるのに。
さて。
先週の田崎市場は、けっこうヒマな感じでしたね。通い始めて4か月
ほどになりますが、だいたい魚を買う店は決まってきて、そこを覗いて
ぱぱっと買ってしまうので、15分もあれば買い物は終わってしまう
ようになりました。それでも、面白いものはないか、うろうろ全部の
お店見て回りますけど、築地をうろついていた頃ほどの高揚感は、
さすがになくなってしまいました。
それでも、こちらでしか見れない足赤えび
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なんかを見た時には、ちょっとばかりわくわく~(笑)したりしますが。
これは塩炒めにして。熊本は、なんでも揚げものにするとうまか、って
言うんですよ。目鯛なんかも、フライがうまか、しいらも・・・
揚げものが好きみたいですね。そう言えば、総菜屋さんでも、
鶏のから揚げを売りにしているところが多いんですよ。とか、そうそう
サラダちくわなる不思議な食べ物についてもお話しましたっけ。
行きつけにしている古閑鮮魚さんでは、おやぢさんにおいしい
天然鯛の見分け方をじっくり教わりましたよ。いつもは、殺気
だって話しかけられる雰囲気ではないのですが、懇切丁寧に。
でも、ときおり交る熊本弁が分からなかったり。お勧めの鯛は
キロ2,000円。さばいて3日目ぐらいが、食べごろでした。油の
程良いノリで大変おいしかったです。とろろこんぶで昆布じめに
したのも悪くはなかった。
もう一軒の行きつけの木下商店さん。
酢のものが食べたくなる今日この頃。もずくに手を伸ばして
いると。あ、そっちは冷凍もん。こっちが、生、だと言う。
もずくって冷凍保存できるなんて知らなかった。冷凍もの
でも十分うまいが、やはり生に限るとおやぢさん。
ところで、生のもずくの下拵えの方法って知っとらすと?
(変な熊本弁のようでしたらご容赦)一番良い方法を
教えてあげるけん、でも3時間はかかるけど、聞いて行か
らすか?3分なら良いよって言ったら、ぢゃあ、ってんで、
教えてもらいました。
まずは、良く水洗いして。大きな鍋にお湯を沸かし、
そこにもずくを入れて色が変わる程度にさっと湯がいて、
それを冷水に放って、良く洗って水切りをする。あ、それに
小さく切り分けないと、行けません。そうしないと、一口
すすると口いっぱいに頬張ることになりますからね。
次に漬け汁ですが、酢、水、砂糖をそれぞれ1:1:1
の割合で入れたものを煮立たせて、冷ましたところに
もずくを漬け込めば1週間は持つとのことです。
(でも、これだと甘すぎるかも・・・お出汁に、煮切った
みりん、日本酒を適量入れて、お醤油を香り付け程度
に入れ、そこに酢をどぼどぼ入れるのが良いような。)
でも、沸騰させると、酢が飛んでしまうのでは?と聞くと、
それはそうしないと酢が喉に引っかかって、けほけほくるけん、
とのお答えでした。男子は、酢のそういう酸っぱさって
苦手って言いますからね。僕の場合、けほけほくる
ぐらいでないとダメなのは、ちょっと変わってる?かも
知れませんね。
と言うことで、生もずくの下拵え方法を教わったのは
良いのですが、大量すぎで、1週間で食べきるか、
そっちの方が心配だったりします。
帰り際、もずく酢で、お酒いったら、どんどん飲めると!
と、ウィンクしたおやぢさん、愛嬌たっぷりです。