スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by おてもやん at

ちょっとした遣り取りに もつやき処い志井@博多

2013年01月30日

それって、16区の袋ですよね?わたし、パティシエ
目指してるんです。にっこりとほほ笑んでいる。

それまで、若い子にありがちな、接客にやや硬さがあり、
一所懸命なようで、それがあだになって一種のぶっきら
ぼうさを見せているような、そんな立ち振る舞いの女の子
だなあと、感じたものの、もつ焼きをほおばって、飲んで
いるうちに、その思いもいつしか薄まって、あまり気にも
留めずにいた。

ところが、会計を済まし、店を後にしようとしたところで、
あのお、と言う感じで話かけてきたのは、博多駅内にある
もつやき処い志井で働いているバイトの女の子だった。

博多に行く用事があって、その相手と話しているうちに、
そう言えば、近くに16区という有名なパティスリーの
お店があるのだと言う。地元ではいたって有名だとのこと
で、すこぶるおいしいのだが、やや小ぶりな割には値段が
結構するので、たまにしか買えないのだと、ちょっとね、
みたいな残念そうな顔をする。

せっかくだからと、その用事を済ませた後に、そのお店
に立ち寄っていくつかのケーキと言うか、焼き菓子を
買い求めた。少量の買い物だったので、大変小さくかわいい
大きさの紙袋をその日は帰るまで手にすることになった。

それを目ざとく見つけられた訳だが、おそらくパティシエ
を目指している子にしてみれば、あこがれのお店なんだろう。
そのバイトの子も、そういう表情をしていた。いつか実現
することを感じさせる顔つきでもあった訳だが。

ぜひ、頑張って素敵なパティシエ目指してね。お店も出せる
ようになれると良いね。

それだけの遣り取りに過ぎなかったのだが、どこか暖かい
気持ちになって、その日のい志井は、いつもとは違った
感慨をもたせてくれた。誰もが、たぶん夢を持って、生きて
いる。

僕の夢っていったい何だろう。  


Posted by こむこむ at 18:52Comments(0)ボヘミアン記

お雑煮は穴子出汁で

2013年01月09日

生まれは福井県。田舎のお雑煮は、白みそ(田舎
みそと言った方が近いか)に丸いお餅、具は蕪が
入るぐらいのいたってシンプルなもの。食べる
直前に花かつおを振り掛ける。

鍋に水を張り、昆布といりこを入れて、しばらく
置く。ほどよく昆布といりこの旨みが溶けだしたら、
火にかけ、蕪と丸餅を煮ていく。餅が、鍋底にくっ
つくといけないので、それが厭なら白菜を敷くと
良いだろう。餅と蕪が煮上がる直前に味噌を溶く。

なつかしい味である。

食感が程良く残るように、蕪と餅を煮上げるのは、
意外に難しいものだ。煮過ぎて、ぐずぐずになった
蕪に、溶けかかった餅と言うのも頂けないし、早
過ぎて火の通りが十分でない、歯にあたるような
蕪に、固い餅の取り合わせも興醒めである。

父親が、そのタイミングを逃すまいと、毎年のよう
に鍋の前で腕組みをしながら立っていた。

そんな事を思い出している。

一方、関東風のお雑煮は鶏ガラのスープベースの
すまし汁に焼いた切りもち、鶏肉、戻ししいたけ、
にんじん、それに茹でた小松菜あたりが入るのが
一般的だろうか。これはこれで、さっぱりとした
味わいがあって、嫌いではない。

そこで、熊本でどういうお雑煮を食べるかと言う
ことになる。来てまもない頃は、水前寺もやしとか、
を買い求めて、熊本風にもチャレンジしたものだが、
今回は、独自路線を行くことにした。

いつもの年末間近の田崎市場。良い穴子があると
言う。油の乗った穴子。塩焼き(白焼き)に限る
と最近つくづく思うのだが、その骨と頭で取った
出汁が、これまた実にうまいのだ。

ならば、とその出汁を使って、お雑煮にしては
どうかと。丸餅を焼き、それにさっと煮た穴子
を加え、後は関東風に戻ししいたけ、にんじん、
小松菜を添えれば、新たな味わいのお雑煮になった。

汁をすすって、熱燗をぐびり。穴子を齧って、熱燗
をぐびり。良い酒の肴にもなる。

流石にこれだけでは、物足りないので、こんな肴を
あしらってみた。


煮豆とさつま揚げは外で買い求めたものだが、それ
以外は、一応手作りである。と言っても、かずのこ
は塩抜きしたものを、小さく割いて、かつおぶしで
和えただけのものに過ぎないが(笑)

一番手間暇かかっているのは、からすみだろうか。
しかも、3年物(笑)

とにもかくにも、こんな肴をつまんで、熱燗を朝っ
ぱら頂けるのは正月ならではである。存外、冷え込み
の厳しい年明けの熊本になったこともあって、熱燗
がやはり良い。

  


Posted by こむこむ at 18:39Comments(4)お料理日記

みなさま、あけましておめでとうございます!!

2013年01月04日

2013年になりました。天気予報では、雪になる
かもと言われていた熊本もお正月はまずまずのお天気
になりました。でも、寒い。仕事初めの4日の朝は
零下4度だったとか。

そんな寒い中、ジョギングも順調に始動。初日20キロ、
二日目16キロ、三日目11キロとまずまずの滑り出し。
でも、たった数日間お休みしただけなのに、足のあちら
こちらがイテテ!状態に。無理はしてはいけないが、
欠かさず体を動かすのが肝要と言うことでしょうね。

さて、写真は、田崎市場近くの独鈷山からの朝日の様子
です。


今年は、どんな魚とお酒に巡り合えるのか、楽しみですよ。
昨年の暮れは、氷見の寒ぶりできっちり〆させて頂きました。
年末年始は、毎日ぶり刺しにぶりしゃぶ~!

レバーはレバペに、胃袋は白いんげん豆のトマト煮に。
なかなか食べきれず、まだ相当に残ってますが、食べきり
ますよ~。寒ぶりー、な2013年の幕開けです(笑)  


Posted by こむこむ at 13:37Comments(6)