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Posted by おてもやん at

金瓜のヨーグルト和え

2013年08月19日

毎日暑いですね。必殺週末料理人であるこむこむも、
流石に火を使った料理は、敬遠したくなります。

夏を迎えると、ときおり小さい頃の、そう夏休み時分
に食べた瓜の味を思い出す。

まくわ瓜は、小さい頃、暑い時期におやつ代わりによく
食べさせられた、そういう思い出がある。夏休みの間、
母方の実家に遊びに行くのが恒例になっていたのだが、
毎日のようにまくわ瓜。甘いと言えば、甘いのだが、
ほんのりと甘い、いや違うな、頼りない甘さと言うか、
匂いはそっくりなのに、今日日頂くメロンとは似ても
似つかぬ味。えー!?今日もまくわ瓜かよ、とぶつぶつ
じーちゃん、ばーちゃんに言いながら食べたっけ。

さて。近所にある農協の直販店に、毎週土曜日、田崎
市場に寄った後、主に朝採れ野菜を買い求めに行くのが
お決まりのコースになっているのだが、その日は
そのまくわ瓜の横に、金瓜なるものが並んでいる。ビニ
ール袋に3玉入って、100円。やすー、てなもんで、お買
い求め。名前の通り、鮮やかな金色をした瓜。ちょっと、
味見をすると、まくわ瓜のように、控えめ過ぎる甘さ。

しばし悩んだ後、ヨーグルト和えにすることに。まず、
果肉を適当な大きさに切り、レモン汁で和えておく。
次に水気を切ったヨーグルトに、塩・胡椒、それにディル
を加え、ピンクペッパーを粗く刻んだものを加えて、
和え和え。金瓜のほのかな甘みに、ヨーグルトの酸味、
そしてディルとピンクペッパーがちょうど良いアクセント
になって、結構いける味に。白ワインか、シャンパンでも
行けるかな。

これを筆頭に、6品盛りにして、自宅宴会。冷えたワイン
がクピクピ進みます。



因みに、
左奥から、
・金瓜のヨーグルト和え
・ごぼうの青のり和え
・こんにゃくと木綿豆腐煮のピーナッツ和え
手前が、
・メークインのマヨネーズソース和え
・きのこのマリネ梅肉風味
・塩ゴーヤのはちみつ漬け

確かに、暑い盛り、和え物がなんとなく多いですねw

ようやく朝晩、ちょっとばかり凌ぎやすくなってきた。
朝のジョギング。朝日を浴びて、乾いた羽がキラキラ
光るトンボの群れ飛ぶ田圃のなかを走り抜ける。この
暑さも、もう後少しと感じさせる。8月中に、今年の
走破距離が1,700キロを超える勢いかな。  


Posted by こむこむ at 18:10Comments(2)お料理日記

最後のパフォーマンスを 家康本店@安政町

2013年08月14日

行き始めたのは今年の5月頃だったか。お店自体の存在
は随分と前から知ってはいたのだが、何故かしらどこか
入りづらい雰囲気があって、敬遠とまではいかないまでも、
気が付けば縁遠い存在になってしまう、そんな店と言う
ものがあり、この家康本店もその店の一つになっていた。

入ってしまえば、何をそんなに今まで逡巡していたのか、
と、あきれてしまう始末。でも、結構気に入ったこと
だけは言える。

お店は営業を始めて、聞くところによると、最初は屋台
を引くところかららしいのだが、今のこの場所にお店を
構えて46年にもなると言う。さすがに、長きに渡り営業
を続けてきたものの、元気そうに見える大将も寄る年波に
抗えず、8月の10日を以て、閉店するのだと言う。

大病にもなって、しばらくお店を閉めていたこともあった、
もうこの体はボロボロです、と大将は或る日ぽつんと言っ
た。僕に語りかけているようで、自分に言い聞かせるよう
に。だから、もう本当にオシマイ。

そんな問わず語りな言葉を耳にしたこともあって、不思議
なもので、いや、哀しいが確信めいた気持ちが心を揺さぶり、
いつまでもあると思っていたものが、ある日を境にきっぱり
忽然と目の前からなくなってしまう事実を前に、名残惜しい
と言うか、せいぜいその時まで、この空気を共有したくなって
しまったのも確かである。それからは、時間があれば、家康
本店に自然と足が向かったかな。

さて。閉店の前日、お別れを言いにお店に赴いた。夕方6時
過ぎの店内は、座敷は満席、カウンターもほぼ一杯である。
次から次にお客が入ってくるが、大将もおかみさんも、実に
すまなそうに断り続けている。店内は、注文が飛び交い、一人
焼き物に奮闘している大将に、仕込みを続けるおかみさん、
バイトのおねえさん、それにこの日は手伝いで娘さんが来て
いたのだが、まさにてんやわんや。なのに、律儀に対応して
いるのは頭が下がる。

初めて、そして最後の煮込みを頼んでみる。やさしく煮込まれ
た豚のもつ煮、やや甘めのみそ味なんだが、これが実にうまい。
毎回、焼き物に目を奪われて、煮込みを食べなかったことが
悔やまれる。焼き物は、この店のキラーコンテンツ豚足、そして
お気に入りの軟骨、この二つを頂ければもう十分だろう。味わい、
味わい、頂いた。


名残惜しいが、ここはさくっと切り上げよう。挨拶をしようと、
大将に手を差し出すと。ちょっと、まった、と大将が言う。いそ
いそとビールサーバーまで足を運び、グラスにビールを注いで、
どうやら名物のパフォーマンスを披露してくれるらしい。

えいっ!こぶしを握ったまま、左手を突き上げて気合を入れ、
グラスに入ったビールを、大きく開けた口に、一気にざぁーっと
流し入れ、空いたコップを頭上に投げて、くるくる落ちてくるそれ
を片手で受け取る。決めポーズを決めて、見事成功!

パフォーマンス直後の大将。ちょっと照れ気味なのが、かわいい。
後光が差している(笑)


お疲れ様でした。握手を交わして。

大将もおかあさんも、いつまでも、お元気で!


(ところで)
ググってみたら、このパフォーマンスがようつべにupされている
ので映像を貼っておきますね。

  


Posted by こむこむ at 17:53Comments(2)ボヘミアン記

思い出のカレー インデラ@西新 福岡

2013年08月13日

もう何年も前のことになるが、まだ東京で仕事を
していた頃で、とあることで福岡は、西新と言う
場所へ出張で行ったことがある。それまで何度か、
福岡に行ったことがあったのだが、そうは言っても、
せいぜい博多駅の周辺か、天神あたりをうろついた
ぐらいで、土地勘はほぼないに等しい。

その時は、午後からの取引先とのアポのためお昼
をどこかで取らなくては、と西新の駅周辺をウロ
ウロした訳だが、とある飲食店が密集している場所
があって、引き寄せられるようにそのちょっと入り
こんだところ、路地裏とか、地下へとか、がどうも
体質的に馴染むのか、そこへ潜入することに。

そこで、目についたのが、カレーのインデラさん。

見るからに昭和の香り漂う店構えに、躊躇すること
なく、入店。コの字のカウンターの右端の方に席を
取り、カレー450円を頼む。コロッケとか、ハン
バーグとか、トッピングを頼んでもそれほど高くない
のだが、たぶんダイエットを始めたような頃だった
ように思う、なので、シンプルにカレーをと考えた
に違いない。

カウンターに置いてある、ソースをかけたり、スパ
イスを振りかけたりして、味変を楽しみながら食べた
のだが、この日もまったく同じであった。おかあさん
にカレーを頼んで、出来上がるまでの間、と言っても
ごはんをよそって、カレーをかけるまでの短い間なの
だが、その様子を眺めながら、かかっているテレビを
見ている。ちょうど正午のNHKのニュースの時間だ。

どうぞ。出されたのが、このカレーです。実になつか
しい。店の雰囲気同様に、おかあさんも、良い味出して
ます。まったりするなあ。


で、そのカレーだが、値段が値段なので、普通っぽい
ように見えるのだが、どうしてどうして、スパイスが
それなりに効いていて、実においしい。福神漬けにらっ
きょうも良い味のお供になる。これが450円なら、大
満足ですね。

インデラさんでは、日替わりがあり、その日はトンカツ
カレーでしたが、かけるルーには、カレーのほか、ハヤシ
や、田舎カレーの3種から選べるシステムになっています。
どのルーにするかで、微妙に値段が変わりますが、気にする
ほどの違いではないかな。

あっと言う間に完食。とは言え、やはりこの日もソース
をかけたり、スパイスを振りかけて、味変を楽しんで
しまいました。

ごちそうさまでした。暑い夏は、やはりカレーに限る。

異常な暑さは、熊本同様に福岡でも凄いものがあって、
日中外を出歩くのは自殺行為並みですよ。地下鉄で天神
に戻って、地下街を涼みがてらぶらりするのが得策なよう
です。それか、博多駅のほろよい横町に立ち寄って、良く
冷えもビールを頂く方が、良いかも知れないな。  


Posted by こむこむ at 18:21Comments(0)食べある記