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Posted by おてもやん at

離れ酒 秋元屋~江戸一@野方~大塚 東京

2011年06月29日

所用があって東京に出た。最近利用する飛行機便はもっぱら
スカイマーク。他のキャリアと違って、半額以上の安さですから
ね。その分、飲み食い代に回せるもんね(笑)

さて。所用も終わって、まずはもつ焼きやの秋元屋へ。さっと
降った夕立ほどではないが雨のせいで、お客の出足が今ひとつ
かと思いきや、口あけのお店はカウンター席はほぼ満席と言う
盛況ぶりで、相変わらずですなあ。

冷蔵庫前のよっちゃんとお話がしたくて、離れの間に席を取る。
ざわざわとした店内とは打って変わったような静かさ。他にお客
もいないこともあって、実にまったりは雰囲気のなか、サッポロ
ラガーをもらって、やや余裕気味のよっちゃんとしばらく近況
報告も兼ねてご歓談。

もつ焼きを何本かもらって、お店を後にする。やはり、ここの
もつ焼きはレベルが高い。最近、桜台に2号店が出たり、
秋元屋を卒業した店員さんがあちらこちらにお店を出したりと
秋元屋グループは着実に拡がってますねえ。

次は野方から高田馬場に出て、向かうは大塚江戸一。僕の
居酒屋巡りの原点とも言えるお店で、最初の頃はこんな僕
でもいささか緊張したもんだ。口あけのお客さんがそろそろ
退く頃合いかと思って、入口の戸を開けると、なんとこちらも
満席ですよ。

なかなか空きそうにないのか、若おかみが、いったん奥の
テーブル席へと促してくれる。実は、もう何度もお邪魔した
江戸一だが、奥の離れに座るのは初めてで、秋元屋と同じ
ような感慨を持つ。中瓶(エビス)でまずはのどを潤しますか。

それにしても静かだ。やや暗めの照明のなか、まったりと
した時間が過ぎて行く。珍しく、離れ酒の連ちゃんとなった。

程なくして、カウンター席があき、大おかみと若おかみと
改めてご挨拶。カウンターのなかでは、中国人のおねえさん
比率が高くなってきましたね。調理場に立っていたおとうさん、
息子さんに引き継いだのか、姿が見えぬ。大おかみには
いつまでも元気にお店に出続けて欲しいものだ。大おかみ
お手製のぬか漬けもいつかは娘である若おかみが引き継ぐ
ことになるのだろうが。  


Posted by こむこむ at 18:14Comments(2)ボヘミアン記

巨大真子にびっくり まながつお@田崎市場

2011年06月20日

いやあ、九州、それも熊本。毎日降りますのう。暑くない
のがまだ許せるが、家のなかがしめっぽい、かびくさい。

もー、や。

さて、週後半とくに金曜日は久々に雨もあがり。土曜日の
田崎市場はいささか期待できるのでは、と向かってみた。

でも、やはり少ないかな。市場の仲卸の一つ木下商店の
お父さんにご挨拶。今日は、うーん、まながつおかなあ、と
のこと。二本あるうちの大き目のものをもらうことにするが、
キロ2千円だと言う。見た目は大きく見えなかったのだが、
量ってもらうとなんと2.3キロ。

意外に、でっこかったのね。

新鮮なので、かつ今の時期のまながつおをは油が乗って
いるので、背身は刺身か、タタキがおすすめで、腹身や
尾っぽの方は味噌漬けや、照り焼きが良いのだと言う。
先日、福岡の旭菊酒造さんの蔵開きに行ったおりに、
おみやげに酒粕を貰ったものが、そのままになっていた
のがある。丁度良い、粕漬けにすることに。

まながつおを刺身で食べられるなんて知らなかった。あとは、
あじ、はも、そしていさきなぞを買い加えて。

さて、家へ持って帰って捌いて見ると、ぱんぱんに張って
いたお腹のなかから、それはそれはびっくりするくらいの
サイズの真子が出て来ましたよ。片側で、ちょうど自分の
掌ぐらいもある。煮付けも良いが、お酒で蒸し上げて、野菜
との和えものにでもしましょうか。

それにしても、こんな魚卵系を楽しんでばかりいると
痛い風が怖くなってくる(笑)ほどほどにね。

ある日の夕食


左手奥から、
・キャベツのエスニック風サラダ 胡椒とナンプラー効かせてます 魚肉ハム使用
・まながつお真子入り季節の野菜との和えもの マヨネーズ味ですが、真子の味負けてません
・紫蘇豆腐 おいしいお豆腐やさん黒髪豆腐の今月のお豆腐です 来月は枝豆かな??
前列
・キャベツのお浸し さっとゆがいたキャベツの甘みが良い感じ
・チリコンカン 豆好きにはたまらん一品ですな
・生きくらげの酢の物 生きくらげの食感が最高
・にんじんのパテ クミンを効かせてますよ にんじんの甘みがおいしい
・大根の佃煮 胡麻油と唐辛子で甘辛く炒り煮にしてます 半擂りにした胡麻をかけて
そう言えば、お刺身撮ってなかった(汗
まながつおの刺身&たたき、鱧湯引き、伊佐木、鯵の盛り合わせでしたよ。  


Posted by こむこむ at 13:05Comments(4)田崎市場

なつかしい場所

2011年06月16日

夢に出てきたので、そう言えばとググってみたら、ありましたよ。
僕にとってなつかしい場所の一つです。いつか、再訪したいもの
です。

http://www.villasimplicitas.it/home_fra.htm
こんな感じのホテルです。





あの時一緒に行ったフランス人マドモワゼルのミレーヌは
どうしているだろうか(遠い目

ミレーヌはコチラ








って、うそだぴょーーーーん(猛爆)

ところで。

食後にいちごが出たときに、向こうの人たちはレモン絞って
食べるのが普通なんですが、こちらは、えーとズッケロ(砂糖)
とラッテ(牛乳)をペルファヴォーレとサービス係のおねいさん
に所望すると、え???なんで???と怪訝な顔をする。

こうしていちごは食べるのさ、と見せると、えらく笑われたっけか。
ヂャポーネはまったく変な食べ方をするもんだ、みたく。  


Posted by こむこむ at 16:03Comments(0)

串打ち煮込みでぷっはー みすみ@春吉 福岡

2011年06月16日

九州新幹線が全線開通して、博多-熊本間は本当に
近く早くなりました。30分ちょっとで着いてしまいますから、
ちょっと寝も乗り過ごしてしまいそうでたいそう危険ですし、
缶ビール持ちこんで、悠長に飲んでなぞいられなくなりました。

さて。

博多出張、たいてい日帰りになりますが、空いた時間の
楽しみは、デパ地下めぐり。博多駅の博多シティも加わり
ましたからね。それにしても阪急地下のスイーツコーナー
はいつ行ってもすごい行列で。熊本の人々も、わさもんと
言う言葉があるように新しいもの好きなのですが、それに
福岡の人たちも負けず劣らずと言ったところでしょうか。

時間がある時に必ず立ち寄るのが大丸地下のメゾン
カイザー。こちらのパンは実においしいです。バゲット
モンジュにくるみなどが入ったハード系のパンはつい
買い過ぎるほど買ってしまいますよ。

そこから向かうは、串打ち煮込みのみすみさん。大丸から
歩いて数分でしょうかね。ムシムシした雨降りの日でした
から、入口の戸が開け離れていますね。

こんにちは~。ビールはキリンのクラシックラガーで。
いつもの、お疲れちゃーーーーーん!!(笑)

味噌味、と言ってもそれほどくどくないスープが張られた
四角い浅い鍋に串に打たれたもつが静かに温められて
います。まずは、3本を店主からもらい、きざみねぎを
たっぷりとかけて頂きます。

うまい。やや硬めのもつを噛みしめているうちに、もつの
うまみが口中に拡がります。ビールをぐびり。後は、自分で
勝手に串を取り、スープを皿に追加して、もつを頬張りつつ、
スープも合いの手に飲みながら、頂く幸せ。

串6本、ビールに日本酒の冷やでしめて1,900円でした。
さあて、帰って、カイザーのパンでワインを楽しむことにしましょうか。

ごちそうさまでした。  


Posted by こむこむ at 12:57Comments(0)ボヘミアン記

立ち飲みで東京の夜は ひなどり@西新宿 東京

2011年06月14日

一泊だけの東京出張。夜は夜で会議のような夕飯を。
10時過ぎにお開きになったものの、なんとも中途半端
な時間で、向かいたいお店はいくらでもあるのだけれども、
移動の時間を考えると、むう、どこにも行けませんな。

残念な気持ちを引きずりつつ、ひとつどうしても確かめて
おきたいことがあって大久保に向かった。大連料理の
龍と言うお店のことが気がかりにずっとなっていたのだが、
店の前に辿りつくと入口の扉に張り紙があり、今年の1/22
で閉店したと書いてある。その貼り紙もすでに半年ばかりの
時間の経過を感じさせるものがあったのだが、それにしても
どこか、慌しく締めざるを得なかった雰囲気があって、ひりひり
するような、苦味がこみ上げてくるような感覚に捕らわれる。

お店のママの携帯に連絡を取っても良いのだけれど、そう娘の
携帯でも言いわけだが、なぜかかけるのが憚られる。店を
たたんで大連に戻ってしまったか。恐らくそういうことだろうと
ひとり勝手に思い込むことにする。

もうこうなったからには、急いで確認することもあるまい。

暗い気持ちを引きずりながら、小滝橋通りに出てまた新宿の
方に歩きかける。西新宿に着いた頃には、ぼるがも吉本も
閉まっている。このままホテルに戻る気になれず、少し飲みたい
気分になって、狭い間口ながらこんなに遅い時間なのににぎわって
いる立ち飲みに立ち寄ってみる。

どうやら中国人の夫婦かなあ、ワンさんと常連さんから親しみを
込めて呼ばれているホール担当のおにいさんと、狭い厨房で
てきぱきと料理を担当しているおねえさんと二人で切り盛りして
いる店。聞くと25時まで営業しているとのことで。

店の前に出張った丸いテーブルに着いて、まずは生ビールを
もらいますか。大久保までの往復で、それなりに歩いたことも
あるし。おかずは、あんまりお腹も空いていないのだが、特製
もつ煮込みに、味付けメンマをもらうことにする。生ビールが
450円、煮込み400円、メンマが300円と、まあまずまず
良心的な値付けでしょうか。ホッピーも置いてあるようで、
セットで400円(焼酎はどうやらキンミヤのよう)、ナカが200円
とある。

別テーブルのおにいさん3人組に、おねえさん2人組(途中で
2名合流)は、もうここは行きつけになっているようで、良い感じ
で盛り上がっていますよ。僕は、道行く人たちをぼんやり眺め
ながら、久々の都会の雑踏のなかに身を置くのも悪くはないと
思っていたりする。

急にサイレンが鳴り響いて来、一台の救急車が近くの大箱の店
の前に停まるのが見える。フロア担当のワンさんに、どうしたん
だろうね、と聞くと、ああ、この時間の救急車はいつもの飲み過ぎ
のよっぱらいだよ、と言う。パトカーなら、喧嘩沙汰。彼にして
見れば、いつもの変わらぬ光景と言ったところだろうか。

生ビールの次は、ホッピーの白で。そうこうしているうちに、深夜
0時を過ぎる頃になると、そろそろ終電を心配するかのように、
少しずつお客が引いていく。代わりに、近所のお店から、仕事を
終えたらしい従業員たちがさくっと立ち寄ってくる。一生懸命な
働きぶりと愛想の良さで、一声かけたくなるのも分かるような
気がする。

さて、中をもらって、そろそろこちらもさくっと切り上げることに
しよう。わざわざ寄るまでもない店ではあるけれども、近くに来た
時には、かるく一杯飲るにはうってつけのお店である。でも、
激戦区であろうこの界隈にあってしっかり根付いているところが
すばらしい。お店を切り盛りしている二人の努力の賜物とも
言える。それにしても、飛び込みで入り、しかもそこそこに当りな
お店に出会うのは良いものだ。

店名 立呑み ひなどり
住所 東京都新宿区西新宿1-16-8
営業時間 開始時間は不明 閉店は25時
定休日 不明

  


Posted by こむこむ at 17:55Comments(0)ボヘミアン記

破竹を買って なが田@味噌天神

2011年06月06日

今年は、筍の時期も遅かったし、出回る量もかなり少なめと
聞いていたが、それが去年夏の異状なまでの猛暑の影響
なのか、その反動とも言える厳冬の影響によるものなのか、
判然としないが、梅の出来も悪い年なんだとか言う。今年
こそ梅を漬けてみようと思っていたのに。

そう言えば、今朝は6月とは思えない、深い霧の朝だった。
ジョギングも涼しさのせいで走りやすいのはありがたいが、
なんか今年の気候はおかしい、気がする。

ちょっと前にさくっとお邪魔して、今度はじっくりいろんな料理
を味わってみようと思い、訪ねたのは味噌天神にあるなが田
さん。7時を回った時間だったが、先客がカウンターに一人、
店唯一のテーブル席に一人。

こんばんは~。カウンター奥の席を取り、さっそく並んだ10品
ばかりの大皿料理に目を走らせる。まずは、ビールを飲み
ながら、青豆とえびのかき揚げに、あさりとキャベツと揚げの
さっと煮をもらうことにする。

予め電話で頼んでいたのだろう、ガラッと戸を開けた男性客の
おにいさんは、預けておいたタッパに詰められたおかずを頂いた
ら、お代を済ませると、そのまま帰ってしまった。デパ地下や
コンビニではない、作り手の顔が見えるおかず、しかも毎日
内容が変わるのを楽しむことを覚えてしまったら、おそらくそこ
以外でおかずを買い求める気にならないのも分かる。

しかもおかみの好みだろうか、旬の野菜を中心にした献立で
味付けも薄めなのが、受けるのだろうかと思われる。自分も
素材の味そのものを壊さないような薄めの味付けが好きなので
しごく気に入っている。

もう少しおかずを頂きましょうか。破竹と新じゃがとじゃことの
炒め煮にぴり辛こんにゃく。破竹のくせのない味わいと歯ごたえが実に良い。

そろそろ、ビールに代えて、日本酒を。れいざんの本醸造を冷やで。
その頃にはおかみさんの旦那さまでしょうかね、おかみさんの指示を
受けて洗い物とか、手伝っていたのだが、一息ついたと僕に注いで
くれた一升瓶から自分用に勝手に酒を注いでいる。それをおいしそう
に飲んでいる。

おかみさんはそれを咎めることもなく、おかみさんと僕らはしばし料理
談義に花を咲かせる。破竹もこの時期にしか味わえないものである
から、間違いなく明日は破竹を買ってしまうだろうな。
(実際、買ってしまいましたが 笑)

しかし、落ち着けるお店だなあ。自宅近くにあったのなら、結構通って
しまいそうです。  


Posted by こむこむ at 19:16Comments(0)ボヘミアン記

珍味2種を楽しむ 古閑鮮魚@田崎市場

2011年06月01日

地方の卸売市場の楽しみは、やはり地の魚に出会える
ことだろう。毎週決まって覗くのだが、天候の具合や、
月の満ち欠けなどが影響して、種類も豊富で、どれに
しようか迷うような時もあれば、まったくないような時は、
行きつけのお店からは、「今日は売るものはないねえ。」
とすげなく言われることもある。

先週気になったのは、石鯛、こちあたりだった。うるめや、伊佐木、
珍しく胡麻鯖も見かけたか。季節が終わったのだろう、鯛や、
平目はすっかりその存在感を失っていた。意外なのは、今年
はなかなか飛魚が出回ってこないことだ。夏の始まりを感じる
その味は、刺身でも良いが叩いても実においしい。一夜干しも
なかなか捨てがたいものがあるのに。

さて。

行きつけのお店の一つである古閑鮮魚さん。そこの専務さんから
こっそり頂いたのが烏賊の白子。煮付けも良いが、塩辛もうまい
とのことで。びっくりしたのが、その食感で、すごい粘りで。まるで
お餅みたいな。細かく叩いて塩をした塩辛なのに、箸を入れると、
塩辛が一つの固まりみたく全部持ちあがってしまうほどで(笑)

これを知らずに出されたら、まさか烏賊の白子とは、分からないだろう。
さっと湯がいたものは、モッツアレラチーズみたいな感じでもあったが、
これは実に不思議な味わいの珍味ですな。

もうひとつは、赤貝の肝。新鮮なものなら、佃煮にしてもおいしい
ものだが、専務さんからの耳打ち情報によると、さっと湯がいて
山葵醤油で頂くのが実にうまいのだと言う。貝の身よりもはるかに
おいしい筈だと目配せをくれる。

教わった通りに試してみたら、これもヤバイ。本当に貝の身より
もおいしいよ。その日に上がった貝を捌いたものの肝だから
こういう食べ方もあるのだろうが、東京に戻った時があったとして、
果たして築地で買い求めた赤貝でも、同じようなことができるの
だろうか。

熊本にいる間に存分に楽しむしかないだろう。そういう気がする。
そろそろ、鱧に穴子、どうしたって間違いのない鯵。夏のおいしい魚
がやってくる。  


Posted by こむこむ at 19:23Comments(0)田崎市場