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Posted by おてもやん at

或る日曜日の朝食

2011年05月19日

平日の朝は、林檎半分と、ヨーグルトにお茶という実に
簡素なものを採っているのだが、日曜の朝だけは、おかず
4品に、自家製のぬか漬けしかも古漬けになったような
酸っぱいのに、ごはんと味噌汁と決めている。

味噌汁は、たいてい前日の土曜日に田崎市場で仕入れた
魚を捌いた後のアラで取った出汁の味噌汁。具は、春先は
あおさに豆腐だったり、この時期はやわらかな春野菜を入れ
たりするのが良い。この週のお出汁は、穴子の頭と骨を炭火
で素焼きにしたもので取ったものだった。何杯でもおかわり
したくなるおいしさ。お出汁は、穴子以外にも、鱚と鯵でも取った
のだが、それぞれに違う風味があって飽きることがない。

それらはいろんな料理に使われることになる。

そんなことを毎週続けているうちに、昆布とかつおぶしで
お出汁を取ることもずいぶんと減ってしまったし、捌いた
魚はエラ以外は、なんだかんだで使ってしまうので、捨てる
量が本当に少ない。肝などの内臓すら味噌汁の具にしたり、
卵や白子はこの時期だと竹の子の合わせて炊いてみたり、
胃袋は、炭火でもつ焼きとしゃれこんだりする。

さて、或る日曜日の食卓はこんな感じだった。


・わらびの出汁醤油がけ(すりごまを振っている)
・干し野菜(大根、キャベツ、たまねぎ、ラディッシュ)のマヨネーズ和え
(水分がでないし、干した野菜の甘みと噛みごたえが最近のマイブーム)
・すいかの皮の甘酢漬け
(すいかの産地熊本は4~5月が出荷の最盛期。大玉の甘いすいかが
しかも朝採れのものが、1,500円前後で買うことができる。これから
は朝食の林檎がすいかに代わる。すいかダイエット 笑)
・たけのこと実山椒の甘辛煮
・干しじゃがいもとキャベツのウィンナー炒め

これに、穴子出汁の味噌汁と、鯛のアラで炊き上げたごはん。

うーん、これらをおかずに朝からのビールがうまいのお(笑)  


Posted by こむこむ at 13:52Comments(10)お料理日記

大皿料理とおかみさん なが田@味噌天神

2011年05月14日

用事が終わって、たまたま通りかかったので、寄ってみた。

こんばんわ。おかみさんが、カウンターのなかでいそいそ
お仕事をしている。大皿料理が売りのようなのだが、10品
近くあるこれらの料理は、どれもおいしそうで、目移りが
していまうほどだ。

鮭のチーズ焼き
ゆでスナップえんどう
切干大根の酢の物
ひじきの煮物
大根とたこの煮物
おから
ゴーヤチャンプル
豚とキャベツの炒め物
大羽いわしのおおば一杯の揚げ物
スパゲッティサラダ
本日のお刺身はたこ

その日はこういうラインナップ。なんか、本当におふくろの味
そのものみたいな。

二品取って、ビールを2本で、1,500円なり。

ここで質問。さて、僕が取った二品とはいったい何でしょう?

当てた方には、楽しいプレゼントがありますよ、なんちゃって(笑)

実にお元気なおかみさん。いい味出てますね。今度はじっくり
お伺いしなくちゃと思いましたね。ごちそうさまでした。場所は、
味噌天神電停前、とだけ。行けば、すぐ分かると思いますが、
さりげない店構えなので、素通りしてしまうかも知れない。  


Posted by こむこむ at 07:11Comments(14)ボヘミアン記

だご汁で昼酒を 亭乃元@西浦

2011年05月12日

今年のGWは、暦どおりで、しかもお休みの日も出勤とかあったり
して、ほとんど休んでいない気がしているのだが、それでも一日は
阿蘇にまででかけてたけのこ掘りを楽しみましたよ。知り合いの
竹林に入って、気が付いたら15~6本も掘ってました。一心不乱に
掘る姿はもしかしたら鬼気迫るものがあったかも(笑)

採れたてのたけのこはそのまま炭火であぶって食べたり、湯がいた
ものを使って料理にいそしみましたけど、いやあ、工夫すればいろんな
ものに変身することに感心することしきり。おかげでここんところ、毎食
たけのこばかり食べているのだが、意外に飽きないもんですね。まあ
この季節限定の味なので、せいぜい食べておくか、みたいな感じ
でしょうか。

さて。もう一日は、西浦の荒神さんの近くにあるおいしいだご汁を
食べさせるお店として、ひそかに有名な亭乃元さんに。昼間から
飲めるのが、昼酒不毛地帯の熊本にあって、実に貴重なお店です。

と言うことで、11時の開店ちょうどのタイミングでお店に到着。ときおり
朝のジョギングでここまで走ってくることがあるのだが、あらためて車で
来ると荒神さんへの急な上り坂をようそんなところを走るもんだと、
思いますよ、我ながら。

まだ準備が終わっていないとのことで、何分か待たされましたが、まあ
急ぐ旅でなし、そよ風になびいている木々の緑や、近くでじゃれ合って
いる猫たちを眺めているのも悪くはない。

さあ、どうぞ。窓際の眺めの良いテーブル席につき、まずはビールを
頼みますか。お通し(これはサービスでしたよ!)のたけのこ(ここでも
たけのこっ! 笑)の木の芽和えと大根の漬物をアテにビールをぷは
ー。くー、うんまい。これですな、休みの日のだいご味と言ったら。

頼んだのはだご汁定食。小鉢ものが2品に、塩焼鯖が付きますよ。
デザートはカスピ海ヨーグルト。これで、1,150円ですね。だご汁は
豆乳仕立てのものもあります。だごと言ってもこちらのは、太いうどん
のようなコシの強いだごで、野菜もたっぷり入っているので、結構
お腹がいっぱいになりますね。女性なら単品でも良いかも知れない。

ビールの後は、冷酒を。阿蘇のれいざん。どれどれ、ついーッ。ううむ、
これは本醸造でしょうか。まあ、一杯500円ですから、しようがあり
ませんか。そうこうしているうちに最初は自分たちだけでしたけれど、
12時を回る頃にはほぼ満席に。特に宣伝とかされているわけでは
ない筈なのに、口コミなんでしょうか。なかなか、分かりづらい立地の
お店だと思いますけど、だご汁一本で十分商売が成立しているのが
すごいですよね。

ごちそうさまでした。てっちゃん(店主のこと)、またお邪魔しますね。  


Posted by こむこむ at 18:40Comments(4)ボヘミアン記

日本酒原酒専門店にて 醸音(かもね)@銀座通り

2011年05月03日

つい先週の会社からの帰り道だったか、湧き水がちろちろと出て
いるような湿地帯のような場所があり、葦が群生している遠くに
木々の緑が映え、特にお天気の時にはぼんやりと眺めるのも
悪くはないのだが、遅い時間で真っ暗闇のその場所からゲコゲコ
かえるの鳴き声が聞こえてくるのに気が付いた。それまで、静か
だった場所がこれからは夜ともなればうるさいほどになるだろう。
その後は、熊蝉のなんともけたたましい蝉しぐれがやってくる。
蒸し暑い熊本の夏を思う。去年ほどにならなければと小さく
ためいきをつく。

先週は期末の監査と言うことで監査法人の先生方がはるばる
東京くんだりからお越しになって、連日遅い帰りになった。一日だけ、
まあ労をねぎらうと言うか、そういう主旨で夜の宴席を持ち、それが
終わって帰りかけに、三潴にある旭菊酒造さんの蔵開きに行った
際にたまたま会話を交わした久留米在住の日本酒にめっぽう熱い
方から、熊本にもまっとうな日本酒を出すお店がありますよと、
聞いていたことを思い出し、確か銀座通りの牛丼やさん近くの
筈とうろうろ探していると程なくして見つけることができた。

地下にある店なのだが、僕の場合、路地裏とか、地下とか、
そういう気配のところに入りこむ気分がなぜか好きで、この
お店をのぞく時も同じ感覚だっただろうか。

こんばんは。お店は、小さく、カウンターに5~6人も座れば
いっぱいになってしまいそうな、奥に小上がりのようなテーブル
席がある。先客がカウンター奥に座っていたので、僕は手前の
方に席を取る。

オススメの原酒をまずは一杯もらうことにしましょうか。気の利いた
手作りのアテも出てきて、すでに馴染んでいる自分がいる。店主
もかなりの熱い方のようで、扱うのはすべて日本酒の原酒という
こだわりを持つ。熊本で、日本酒だけを出す店はここぐらいでは
ないだろうか。

久留米のお兄さんの話をすると、ああ、あの人ね、みたいな
反応があった。その後、店主と何を語ったのか、今となっては
あまり思い出すことはできないが、また来ようと思って、その
ことを告げた記憶だけがある。原酒はどちらかと言うと、苦手
なのだが、せめて放置プレイしまくったものを出してもらって、
欲を言えば、それを燗に付けてもらいたいものだ。

いずれにしてもこの店には確かなこだわりと味わいとの出会い
がある。実に楽しみだ。

確かその日は、日中出かける用事ができて、それが終わって
お昼時になってしまい、せっかくだからとなかなか行けないで
いたバスク料理のお店イラティに向かうが、たまたま予約で一杯で
入れず、それならばと最近ちょくちょくお伺いしているスペイン
バルのシェフに教えてもらったイタリアンのお店サザエにしよう
と行ってみるもお昼は13時からだと、言う。残念なり。
しかたがなく(おかみさん、ごめんなさい)、季の実さんで、
ランチにありついた。生フェトチーネのきのこのペペロンチーノ
はおいしかったが、さすがにワインはパスしましたよ、
あたりまえか(笑)  


Posted by こむこむ at 13:31Comments(0)ボヘミアン記