ちょっぴりうれしかったこと
2010年06月29日
先週は、親会社の株主総会のため、急きょ上京することに。
ひとことモノ申す!と言うことで、議長である社長に向かって
ちょいとひねったくせ球の質問をしてきましたよ。おかげで、
アワレ社長は、議長席でまさかの立ち往生。あわわ。脇の下に、
いやあな汗をかいたに違いない。
ウヒヒ。(もしくは、ククク。)
さて、そういうことで、短い期間でしたが、東京の夜を
満喫してまいりました。と言っても、顔を出すのはかつて
通ったお店ばかりなんですけどね。ひとつ、知り合いの
人がお店を出したと聞いていたのだが、ようやっとお伺い
することができました。ジャズ好きな人が開いたお店
だけに、まあスピーカーが立派なこと。良い音出てました。
(あ、もちろんアンプとかも、立派なんでしょうね。きっと。)
お二人とも既にマスターとママみたいな雰囲気が出てて、
どう化けていくのか、今後が楽しみです(笑)
久々の月島の岸田屋さん。あの、煮込みはたまに無性に
食べたくなるもの。開店後第一弾で入店しましたが、厨房に
若いおにいさんが入ったせいで、それまではもともと注文受けて
から肴を作り出すのだが、待てど暮らせど頼んだ品が出てこない
こともあり、そのため回転率がすこぶる悪かったのだけれども、
さくさく頼んだものが出てくるからなのか、なんかずいぶんと
回転が良くなったようです。7時前には、第一弾入店組のお客さんが
ごっそり勘定すませて出て行きましたよ。以前には、なかった光景かも。
店主がなくなってからしばらくは、刺身系の肴は出して
おらず、そのおしな書きの札も裏返ってたままでしたが、
このままずっと裏返しのままなんだろうなあ、と哀しい
確信を抱いていた。せいぜい、ときおり、あじのタタキや、
冬場限定のぶり大根の煮物が出るぐらいだった。何年かは
ずっとそうだった。裏返ったおしな書きの、その下には、
水槽がおかれてい、いつものように小魚たちが静かに泳いで
いる。ひっそりと息づく静物をながめたものだった。
ところが。
刺身系の肴も無事復活したようで、ちょっぴりうれしかった
です。この日は、あじタタキ、ワラサ、メジ、赤貝にこれら
刺身3品盛りもありましたね。表を向いたおしな書きが、
白熱灯のにぶい光を受けて、光って見えました。
四谷の立ち飲み屋の鈴伝では、玲子ママのお手製(こちら
の肴は刺身以外はほとんどお手製なんだけど)の隠れメニュー
のシュウマイにありつけたのが、これもちょっぴりうれしかった
ことの一つ。おいしい。簡単なのよ、作り方は。と、玲子ママ
は言うけれど、まんざらでもない顔をしている。手作りにしか
味わえない味と言うものがある。そのために、通うような
もんだ。
そして、中井にあるナゾのお店に久々に出没。いつもの
ような流れのなかで、目をむいたのが17日間熟成の
スズキの刺身。スズキの旨みが、僕には奇跡的にと
思えるぐらいに、凝縮したような感じがすごかったし、
こういう出会いもうれしかったことの一つだったような。
あ、でも、やっぱりこの日も寿司にまで辿りつけず。原酒系の
日本酒はやはり撃沈率が高くなってしまうようです。
小さいが、こういうちょっぴりうれしいことが重なると、その日
一日はとても幸福でかけがえのない一日のように思える。
ひとことモノ申す!と言うことで、議長である社長に向かって
ちょいとひねったくせ球の質問をしてきましたよ。おかげで、
アワレ社長は、議長席でまさかの立ち往生。あわわ。脇の下に、
いやあな汗をかいたに違いない。
ウヒヒ。(もしくは、ククク。)
さて、そういうことで、短い期間でしたが、東京の夜を
満喫してまいりました。と言っても、顔を出すのはかつて
通ったお店ばかりなんですけどね。ひとつ、知り合いの
人がお店を出したと聞いていたのだが、ようやっとお伺い
することができました。ジャズ好きな人が開いたお店
だけに、まあスピーカーが立派なこと。良い音出てました。
(あ、もちろんアンプとかも、立派なんでしょうね。きっと。)
お二人とも既にマスターとママみたいな雰囲気が出てて、
どう化けていくのか、今後が楽しみです(笑)
久々の月島の岸田屋さん。あの、煮込みはたまに無性に
食べたくなるもの。開店後第一弾で入店しましたが、厨房に
若いおにいさんが入ったせいで、それまではもともと注文受けて
から肴を作り出すのだが、待てど暮らせど頼んだ品が出てこない
こともあり、そのため回転率がすこぶる悪かったのだけれども、
さくさく頼んだものが出てくるからなのか、なんかずいぶんと
回転が良くなったようです。7時前には、第一弾入店組のお客さんが
ごっそり勘定すませて出て行きましたよ。以前には、なかった光景かも。
店主がなくなってからしばらくは、刺身系の肴は出して
おらず、そのおしな書きの札も裏返ってたままでしたが、
このままずっと裏返しのままなんだろうなあ、と哀しい
確信を抱いていた。せいぜい、ときおり、あじのタタキや、
冬場限定のぶり大根の煮物が出るぐらいだった。何年かは
ずっとそうだった。裏返ったおしな書きの、その下には、
水槽がおかれてい、いつものように小魚たちが静かに泳いで
いる。ひっそりと息づく静物をながめたものだった。
ところが。
刺身系の肴も無事復活したようで、ちょっぴりうれしかった
です。この日は、あじタタキ、ワラサ、メジ、赤貝にこれら
刺身3品盛りもありましたね。表を向いたおしな書きが、
白熱灯のにぶい光を受けて、光って見えました。
四谷の立ち飲み屋の鈴伝では、玲子ママのお手製(こちら
の肴は刺身以外はほとんどお手製なんだけど)の隠れメニュー
のシュウマイにありつけたのが、これもちょっぴりうれしかった
ことの一つ。おいしい。簡単なのよ、作り方は。と、玲子ママ
は言うけれど、まんざらでもない顔をしている。手作りにしか
味わえない味と言うものがある。そのために、通うような
もんだ。
そして、中井にあるナゾのお店に久々に出没。いつもの
ような流れのなかで、目をむいたのが17日間熟成の
スズキの刺身。スズキの旨みが、僕には奇跡的にと
思えるぐらいに、凝縮したような感じがすごかったし、
こういう出会いもうれしかったことの一つだったような。
あ、でも、やっぱりこの日も寿司にまで辿りつけず。原酒系の
日本酒はやはり撃沈率が高くなってしまうようです。
小さいが、こういうちょっぴりうれしいことが重なると、その日
一日はとても幸福でかけがえのない一日のように思える。
初夏の鯖
2010年06月24日
昨日、今日と梅雨の晴れ間な熊本です。今朝は、靄が立ち込める
なかをいつものようにジョギング。靄の向こうに見えるお日様が、
まもなくくる日中の暑さを予感させる。
さて、先週末の田崎市場は、雨降りな週だったこともあって、
やや少なめな感じでした。それでも、買ったのは、こんな感じ
でした。
・真鯒の1.4キロもの1本
・鯖2本
・鱚10本
・のどぐろ1本 これがなかなか良い型でした、ホント。
・きびなご0.5キロ 卵や白子に内蔵の塩辛(すごい美味)を
作りたかったんだが、もうこの時期になると産卵が終わってて、
ショボーン!
真鯒は、3枚におろして、骨と頭は素焼してお味噌汁に。豆腐を
入れて、これがなんともうんまい。カマの塩焼は、もうお約束の
一品で。
おろしたものは、まず皮目に熱湯をかけて、氷水に取りきゅっと
冷やす。腹身はこのまま刺身にし、背身は、そぎ切りにして
鍋に水を張り、塩を少々加えてぐらぐら煮立たせます。そこに
2~3回程度そのそぎ切りにした鯒をさっとくぐらせます。そして
氷水に取ります。これなら、皮を引かずに、そのまま皮ごと食べ
られるのですが、ぷるんとなった皮と白身とのコラボがもう
すごいのなんのって。冷蔵庫で、そうですね4~5日は持ち
ますから、毎晩の晩酌が楽しみです。結構めんどうなんですが、
くいしんぼは、そのおいしさを思ってもくもくと作業を進めます。
おっと。鯖でしたね、鯖。この時期の鯖は秋から冬にかけての
油の乗った鯖も大変おいしいものですが、さっぱりとした味わい
がまた捨てがたいものがあります。刺身でも、軽く酢〆にしても。
温めのお燗酒ととっても合いますよ。
一本はこのようにして頂きましたが、もう一本はクールブイヨンを
作って、骨ごとブツ切りにした鯖と新じゃがメークイーンに夏
だいこんとでことこと煮込んでみました。さっぱりとした味わいには、
これはキリリと冷やした白ワインでしょうね。
仲卸のおぢさんによれば絶品だとか言う宮崎ものの鯔はいつ入る
かなあ。刺身も良いがカルパッチョでも試してみたいところですな。
春先にお庭に播いたハーブ各種を散らせば、もっとナイスかも。
イタリアンパセリか、バジルか、エスニック風にコリアンダーなんかも。
とにかく。
ささ、今日もぐびぐびを楽しみに一日乗り切りますか。て、言うか、
明日朝の3時半起きを敢行するためには、どういう時間配分で
行くのか、思案のしどころですな。
なかをいつものようにジョギング。靄の向こうに見えるお日様が、
まもなくくる日中の暑さを予感させる。
さて、先週末の田崎市場は、雨降りな週だったこともあって、
やや少なめな感じでした。それでも、買ったのは、こんな感じ
でした。
・真鯒の1.4キロもの1本
・鯖2本
・鱚10本
・のどぐろ1本 これがなかなか良い型でした、ホント。
・きびなご0.5キロ 卵や白子に内蔵の塩辛(すごい美味)を
作りたかったんだが、もうこの時期になると産卵が終わってて、
ショボーン!
真鯒は、3枚におろして、骨と頭は素焼してお味噌汁に。豆腐を
入れて、これがなんともうんまい。カマの塩焼は、もうお約束の
一品で。
おろしたものは、まず皮目に熱湯をかけて、氷水に取りきゅっと
冷やす。腹身はこのまま刺身にし、背身は、そぎ切りにして
鍋に水を張り、塩を少々加えてぐらぐら煮立たせます。そこに
2~3回程度そのそぎ切りにした鯒をさっとくぐらせます。そして
氷水に取ります。これなら、皮を引かずに、そのまま皮ごと食べ
られるのですが、ぷるんとなった皮と白身とのコラボがもう
すごいのなんのって。冷蔵庫で、そうですね4~5日は持ち
ますから、毎晩の晩酌が楽しみです。結構めんどうなんですが、
くいしんぼは、そのおいしさを思ってもくもくと作業を進めます。
おっと。鯖でしたね、鯖。この時期の鯖は秋から冬にかけての
油の乗った鯖も大変おいしいものですが、さっぱりとした味わい
がまた捨てがたいものがあります。刺身でも、軽く酢〆にしても。
温めのお燗酒ととっても合いますよ。
一本はこのようにして頂きましたが、もう一本はクールブイヨンを
作って、骨ごとブツ切りにした鯖と新じゃがメークイーンに夏
だいこんとでことこと煮込んでみました。さっぱりとした味わいには、
これはキリリと冷やした白ワインでしょうね。
仲卸のおぢさんによれば絶品だとか言う宮崎ものの鯔はいつ入る
かなあ。刺身も良いがカルパッチョでも試してみたいところですな。
春先にお庭に播いたハーブ各種を散らせば、もっとナイスかも。
イタリアンパセリか、バジルか、エスニック風にコリアンダーなんかも。
とにかく。
ささ、今日もぐびぐびを楽しみに一日乗り切りますか。て、言うか、
明日朝の3時半起きを敢行するためには、どういう時間配分で
行くのか、思案のしどころですな。
通潤 雲雀 試飲してみました~
2010年06月18日
今年はカラ梅雨か!?と言ったとたんに、大雨です。スコール
のような熊本らしい大雨(笑)
まあ、人生ってこんな皮肉の連続かも知れぬ。
さて、先日参加したくまもとの日本酒・焼酎を楽しむ会で気に
入ったお酒のひとつ通潤酒造さんの純米酒雲雀をくまもと阪神
に行って早速買ってきましたよ。一升瓶が、2,100円と懐にもちっと
ばかり優しい価格帯です。この銘柄は、ネット販売していないんですよ、
と会の当日いらっしゃっていた専務さんが言ってたもので、くまもと
阪神までお出かけとあいなりました。
ラベルのデザインがなんとなくほっとするような感じですね。
まずは、60度まで目いっぱい温度を上げて燗にしてみます。
一口目は、良かったんですが、その後温度が下がるたんびに
甘みが全面に出てしまうような平板な感じになってしまい、これ
はちょっと頂けない。
次はやや温め40度までにしてみる。これでも、さきほどと同じ
印象になってしまうようです。温める場合は、本当にぬるー、な
感じに止めないといけないでしょうね、これは。
冷やで飲んでみる。う、うまい。これは良いですねぇ。どんな
つまみでも合いそうです。がつんとした肉系のつまみでも
大丈夫そうかも。
冷たくして飲んでみる。うん、これも良い。
と言うことで、このお酒は冷やしてか、冷やか、ぬるーな燗で
飲むのが良いようです。値段も、大変お手頃ですし、これなら
問題なくおウチの定番酒に加わりそうですね。ただし。
飲み過ぎキケン(笑)
雲雀に関する記事がありましたよ。こちら。
http://www.jyokai.com/archives/2009/06/post_2235.html
のような熊本らしい大雨(笑)
まあ、人生ってこんな皮肉の連続かも知れぬ。
さて、先日参加したくまもとの日本酒・焼酎を楽しむ会で気に
入ったお酒のひとつ通潤酒造さんの純米酒雲雀をくまもと阪神
に行って早速買ってきましたよ。一升瓶が、2,100円と懐にもちっと
ばかり優しい価格帯です。この銘柄は、ネット販売していないんですよ、
と会の当日いらっしゃっていた専務さんが言ってたもので、くまもと
阪神までお出かけとあいなりました。
ラベルのデザインがなんとなくほっとするような感じですね。
まずは、60度まで目いっぱい温度を上げて燗にしてみます。
一口目は、良かったんですが、その後温度が下がるたんびに
甘みが全面に出てしまうような平板な感じになってしまい、これ
はちょっと頂けない。
次はやや温め40度までにしてみる。これでも、さきほどと同じ
印象になってしまうようです。温める場合は、本当にぬるー、な
感じに止めないといけないでしょうね、これは。
冷やで飲んでみる。う、うまい。これは良いですねぇ。どんな
つまみでも合いそうです。がつんとした肉系のつまみでも
大丈夫そうかも。
冷たくして飲んでみる。うん、これも良い。
と言うことで、このお酒は冷やしてか、冷やか、ぬるーな燗で
飲むのが良いようです。値段も、大変お手頃ですし、これなら
問題なくおウチの定番酒に加わりそうですね。ただし。
飲み過ぎキケン(笑)
雲雀に関する記事がありましたよ。こちら。
http://www.jyokai.com/archives/2009/06/post_2235.html
使い込まれたカウンターには冷奴 あづま@中央街 熊本市内
2010年06月17日
6月に入った。熊本に移り住んで1年と4カ月が過ぎたことになる。
今年は、先週末に梅雨入りして雨降りな日もあるものの、それも
長続きせず今のところカラ梅雨 のような天気が続いている。熊本
らしい蒸し蒸しする暑さだけが、当然のような顔つきでやってきて
いる。今日も、日中は30度超えになると朝の天気予報は伝えて
いた。
このごろ街中に出る用事がたびたびあって、この日は夕方近く法務局
に行き用事を済ませたのだけれど、中途半端な時間になり、なんとは
なしにぶらぶらと歩いて帰る気分になっていた。産業道路と呼ばれる
幹線道路のひとつから一本入った小路を選びながら、そうこうしている
うちに、九品寺(くほんじ)と呼ばれる市電の走る大通りにぶつかる。
そこから白川を越えて、地元老舗百貨店のある鶴屋のある水道町に
向かうのが、普通のパターンになるが、白川の手前で左手に折れる
コースを取ってみた。九品寺1丁目の飲食店や酒屋などの商店に
小さな事務所が点在するような、どこか周りから取り残された感の
漂うエリアに入り込む。先には連れ込みホテルが見えるような場所
で、ここがどういう理由で大がかりな開発もされないまま現在のよう
になったのか、その経緯については分からないし、敢えて詮索はす
まい。
ひとり沈黙の時を過ごしてきた街。声だかに何かを叫ぶわけでは
ない、むしろ慎ましやか過ぎる街。だが、何かをじっと守りとおしてきた
ものだけが持つ歴史のような気配を感じる。
気が付くとどこかの店主が、どういう商売か判然としないが、事務所
内の床の雑巾がけをしているのが見える。今日も一日、なんとか終わった
と言うことだろう。全てが古くはなって、見ようによってはくすんだ雰囲気
に囚われそうになるものの、逆に言えば丁寧に整理整頓され続いてきた
ものが持つ何かに、どこかほっとなごむような気持ちにさせられる。
小さいが結構深さのある水路みたいな川に、緑の木々が覆いかぶさって
いるのが目にやさしい。深さを増した緑が風にゆるりと揺れている。
前置きがいささか長くなった。
そこから白川を渡り、下っていくと丁度鶴屋の裏手の界隈に出る。そこに
は熊本初の串のもつ焼きやの豚に夢中や、全品300円の鹿児島料理
の飲み屋の花ぐるまに、まだ入ったことはないが渋い店構えの定食屋の
ぴか一などの、飲食店が点在する界隈で、歯抜けになった土地が駐車
場となっているのが少し痛々しい。
前々から気になっていたお店がある。そこから一本下がった路地にある
あづまと白抜きされた藍色の暖簾がかかっている間口の狭いお店。
入口の扉が磨りガラスになっているせいで、なかを窺うことが
できず、初訪のお店はそもそも入りにくいものなのだが、一層その
ハードルを高くしている。何度か入りかけて、ためらっていた。
偶々、暑い日だったからか、入口の扉が開け放たれている。L字型の
カウンターに先客3名が見える。ぼんやりとした灯り。渋いが、悪くは
なさそうだ。この日は思いきることができた。
こんばんわ。いらっしゃい。
60代と思しき店主に促され、一番入口に近いカウンターに席を取る。
出されたおしぼりで汗をぬぐいながら、まずはビールをと注文する。
どうぞ。出されたビールはエビスの中瓶。意外な感じがする。大変
失礼だがエビスを出すようなお店には見えなかった。店主に一杯目
だけ注いでもらって。
お疲れちゃーーーーん!!ぐびぐび~。ぷっ、は~。う、んまい。
やはり、これですな、これ。
さて、アテはどうしようか。困ったことに、品書きが店内に貼られている
訳でもなく、なにがあって、いくらなのかも皆目分からない。先客の
カウンターにちらりと目をやると、トマトのスライスや、焼鳥の串など
があるところを見ると、そのあたりのアテになるんだろうか。
使い込まれたカウンターに、エビスの瓶と飲みかけのコップ。
思いが通じたかのように、うちは焼鳥ぐらいしかないんですよ、と
店主が話しかけてくる。勝手が分からない自分は、次があるんで
軽めでと応えると、冷奴はどうですか?と。ああ、良いですねぇ。
それをお願いします。
出された冷奴にたっぷりと削り節がかけてあり、別皿のお醤油に
小葱の微塵切りと擂り生姜が添えられているので、その薬味を
乗せてひとくち頂く。これが、存外おいしいのだ。今度は醤油を
漬けずにそのまま食べてみる。うまい。スーパーで買ったような
感じがしない。熊本では、水が良いのか、スーパーの豆腐でも
十分いけると思うのだが、違う味がする。
ここは当りかも。
先客の地元ネタに、ときおりニヤリとしながらも、良いアテになる
よなあ、と。公務員はなーんも仕事もせんのに、高い給料もらって、
とか、八代は美人が多い土地柄だとか、あん人は〇〇高校の
一級下で、たいがい悪かった。。。みたいな、居酒屋ネタが
飛び交う。となりに出された、キャベツを敷いたところに熱々の
揚げた手羽先が実においしそうだ。
ぐっと堪えて。
こちらは、偵察飲みだったので、このあたりで切り上げることに。
ビール一本と冷奴で700円。内訳は分からないがビールが450円
で、冷奴が250円と言った見当でしょうかね。
帰り際店主が、いつもなら刺身もありますし、ぜひ今度は焼鳥や
揚げ手羽先もと言って送ってくれる。開店は3時で、終いは11時
とのこと。ごちそうさまでした。ようやっと、居酒屋らしい居酒屋に
めぐりあって、一見客であっても居心地も良さそうなことが分かって
うれしい気分に満たされる。ただし、最初の一歩は、相当に勇気が
いるだろう(笑)
下界は、まだ陽が高い。西に位置する熊本の日暮れは遅い。
焼鳥 あづま
住所 熊本県熊本市中央街1-11
電話 不明
営業時間 3時~11時
今年は、先週末に梅雨入りして雨降りな日もあるものの、それも
長続きせず今のところカラ梅雨 のような天気が続いている。熊本
らしい蒸し蒸しする暑さだけが、当然のような顔つきでやってきて
いる。今日も、日中は30度超えになると朝の天気予報は伝えて
いた。
このごろ街中に出る用事がたびたびあって、この日は夕方近く法務局
に行き用事を済ませたのだけれど、中途半端な時間になり、なんとは
なしにぶらぶらと歩いて帰る気分になっていた。産業道路と呼ばれる
幹線道路のひとつから一本入った小路を選びながら、そうこうしている
うちに、九品寺(くほんじ)と呼ばれる市電の走る大通りにぶつかる。
そこから白川を越えて、地元老舗百貨店のある鶴屋のある水道町に
向かうのが、普通のパターンになるが、白川の手前で左手に折れる
コースを取ってみた。九品寺1丁目の飲食店や酒屋などの商店に
小さな事務所が点在するような、どこか周りから取り残された感の
漂うエリアに入り込む。先には連れ込みホテルが見えるような場所
で、ここがどういう理由で大がかりな開発もされないまま現在のよう
になったのか、その経緯については分からないし、敢えて詮索はす
まい。
ひとり沈黙の時を過ごしてきた街。声だかに何かを叫ぶわけでは
ない、むしろ慎ましやか過ぎる街。だが、何かをじっと守りとおしてきた
ものだけが持つ歴史のような気配を感じる。
気が付くとどこかの店主が、どういう商売か判然としないが、事務所
内の床の雑巾がけをしているのが見える。今日も一日、なんとか終わった
と言うことだろう。全てが古くはなって、見ようによってはくすんだ雰囲気
に囚われそうになるものの、逆に言えば丁寧に整理整頓され続いてきた
ものが持つ何かに、どこかほっとなごむような気持ちにさせられる。
小さいが結構深さのある水路みたいな川に、緑の木々が覆いかぶさって
いるのが目にやさしい。深さを増した緑が風にゆるりと揺れている。
前置きがいささか長くなった。
そこから白川を渡り、下っていくと丁度鶴屋の裏手の界隈に出る。そこに
は熊本初の串のもつ焼きやの豚に夢中や、全品300円の鹿児島料理
の飲み屋の花ぐるまに、まだ入ったことはないが渋い店構えの定食屋の
ぴか一などの、飲食店が点在する界隈で、歯抜けになった土地が駐車
場となっているのが少し痛々しい。
前々から気になっていたお店がある。そこから一本下がった路地にある
あづまと白抜きされた藍色の暖簾がかかっている間口の狭いお店。
入口の扉が磨りガラスになっているせいで、なかを窺うことが
できず、初訪のお店はそもそも入りにくいものなのだが、一層その
ハードルを高くしている。何度か入りかけて、ためらっていた。
偶々、暑い日だったからか、入口の扉が開け放たれている。L字型の
カウンターに先客3名が見える。ぼんやりとした灯り。渋いが、悪くは
なさそうだ。この日は思いきることができた。
こんばんわ。いらっしゃい。
60代と思しき店主に促され、一番入口に近いカウンターに席を取る。
出されたおしぼりで汗をぬぐいながら、まずはビールをと注文する。
どうぞ。出されたビールはエビスの中瓶。意外な感じがする。大変
失礼だがエビスを出すようなお店には見えなかった。店主に一杯目
だけ注いでもらって。
お疲れちゃーーーーん!!ぐびぐび~。ぷっ、は~。う、んまい。
やはり、これですな、これ。
さて、アテはどうしようか。困ったことに、品書きが店内に貼られている
訳でもなく、なにがあって、いくらなのかも皆目分からない。先客の
カウンターにちらりと目をやると、トマトのスライスや、焼鳥の串など
があるところを見ると、そのあたりのアテになるんだろうか。
使い込まれたカウンターに、エビスの瓶と飲みかけのコップ。
思いが通じたかのように、うちは焼鳥ぐらいしかないんですよ、と
店主が話しかけてくる。勝手が分からない自分は、次があるんで
軽めでと応えると、冷奴はどうですか?と。ああ、良いですねぇ。
それをお願いします。
出された冷奴にたっぷりと削り節がかけてあり、別皿のお醤油に
小葱の微塵切りと擂り生姜が添えられているので、その薬味を
乗せてひとくち頂く。これが、存外おいしいのだ。今度は醤油を
漬けずにそのまま食べてみる。うまい。スーパーで買ったような
感じがしない。熊本では、水が良いのか、スーパーの豆腐でも
十分いけると思うのだが、違う味がする。
ここは当りかも。
先客の地元ネタに、ときおりニヤリとしながらも、良いアテになる
よなあ、と。公務員はなーんも仕事もせんのに、高い給料もらって、
とか、八代は美人が多い土地柄だとか、あん人は〇〇高校の
一級下で、たいがい悪かった。。。みたいな、居酒屋ネタが
飛び交う。となりに出された、キャベツを敷いたところに熱々の
揚げた手羽先が実においしそうだ。
ぐっと堪えて。
こちらは、偵察飲みだったので、このあたりで切り上げることに。
ビール一本と冷奴で700円。内訳は分からないがビールが450円
で、冷奴が250円と言った見当でしょうかね。
帰り際店主が、いつもなら刺身もありますし、ぜひ今度は焼鳥や
揚げ手羽先もと言って送ってくれる。開店は3時で、終いは11時
とのこと。ごちそうさまでした。ようやっと、居酒屋らしい居酒屋に
めぐりあって、一見客であっても居心地も良さそうなことが分かって
うれしい気分に満たされる。ただし、最初の一歩は、相当に勇気が
いるだろう(笑)
下界は、まだ陽が高い。西に位置する熊本の日暮れは遅い。
焼鳥 あづま
住所 熊本県熊本市中央街1-11
電話 不明
営業時間 3時~11時
試飲しまくりな夜 第5回 くまもとの日本酒・焼酎を楽しむ会
2010年06月14日
色々な熊本の日本酒や焼酎を飲んですっかり酔って
いい気分になりました。こういう会では、よせば良いのに
試飲にもかかわらず、くぴくぴ飲んでしまう(吐き出せない)
ので、だいたいがその後の撃沈率につながってしまうようです。
クイズや、抽選会もあったりと楽しい1日を送る事ができました。
焼酎はともかくも、テーブルからたまたま一番近かった
日本酒の蔵元の通潤さんの純米酒が、良かったですね。
熊本のお酒のなかで、自分的にストライクゾーンにようやく
入ってくるのが見つかったのがうれしい収穫だったかも。
それにしても、こういうイベントに出るたびに感じるのだが、
と言うか普段からも思うのだが、女性のアルコールに対する
強さと言うか、うわばみもしくはザル度合の高さには毎度
感心する。ホント、強い。
特に東京地区には、うわばみ夫婦、桃色吐息嬢、など名付
けた飲み友はそのほとんどが女性だし(笑)
そのあたりから無謀な追随飲みを避けてきているように思う。
会の様子などくわしくはのちほど~。
いい気分になりました。こういう会では、よせば良いのに
試飲にもかかわらず、くぴくぴ飲んでしまう(吐き出せない)
ので、だいたいがその後の撃沈率につながってしまうようです。
クイズや、抽選会もあったりと楽しい1日を送る事ができました。
焼酎はともかくも、テーブルからたまたま一番近かった
日本酒の蔵元の通潤さんの純米酒が、良かったですね。
熊本のお酒のなかで、自分的にストライクゾーンにようやく
入ってくるのが見つかったのがうれしい収穫だったかも。
それにしても、こういうイベントに出るたびに感じるのだが、
と言うか普段からも思うのだが、女性のアルコールに対する
強さと言うか、うわばみもしくはザル度合の高さには毎度
感心する。ホント、強い。
特に東京地区には、うわばみ夫婦、桃色吐息嬢、など名付
けた飲み友はそのほとんどが女性だし(笑)
そのあたりから無謀な追随飲みを避けてきているように思う。
会の様子などくわしくはのちほど~。
今朝の計量結果とあれこれ
2010年06月11日
今年はからっ梅雨なのだろうか、毎日晴天が続く。日中は
さすが熊本らしくこの時期でも平気に30度超えが続くが、
朝晩はけっこう寒いとまでは言わないが涼しいので、しのぎ
易い。朝のジョギングも辛いが、快適に続けられている。
自宅からいくつかのジョギングコースがあるが、今朝は、
熊本城まで行って来いコース。城内の公園は芝生になって
いてその周遊が気持ち良いので、最近のお気に入りの
コースとなった。道中、沿道にコンビニがあったり、公園
内にもいくつか用が足せるのが助かったりすることもある。
周りになにもないところで催すのはほんと、辛いんだよね(笑)
さて、そのお気に入りのお城コースなのだが。
行きは国道旧3号線をお城までダラダラと下って、帰りは
その反対のダラダラ上りになるのだが、長い上り下りの
ためか、ももの後ろ側やお尻のあたりに負荷がかかる
ようだ。その効果なのかも知れないが、今朝の計量では、
体重65.9キロと初めての66キロ割れ。体脂肪は15.1%
は、ちょっと疑問符がつくが、内臓脂肪も9.5%と標準の
域に入ってきた。
うれしす。
わずか数年前には85キロあったことを思うと、とくに熊本
に来てからの朝ジョグは効果があるよなあ、とつくづく思う。
去年の3月、熊本に来たときでも、やせ始めたとは言え、
まだ75キロ近くはあったからねえ。
心配していた旭菊酒造さんも社長さん以下再建に向けて
前向きになっているようだし、被害を受けなかったお酒もそこ
そこあったみたいで、どうにかおいしいお酒も引き続き味わえる
らしいことも分かって、ホッとしている。
明日の田崎市場にはどんなお魚が出回っているだろうか。
おっと、その前にお決まりの週末飲みは、やはり白川公園の
屋台かなあ。今度の日曜日にはくまもとの日本酒・焼酎を
味わう会があって、参加する予定なのだが、まだ熊本の
お酒を網羅的に味わったことがないので、どんなお酒に
出会えるのか、楽しみになのだ。
さすが熊本らしくこの時期でも平気に30度超えが続くが、
朝晩はけっこう寒いとまでは言わないが涼しいので、しのぎ
易い。朝のジョギングも辛いが、快適に続けられている。
自宅からいくつかのジョギングコースがあるが、今朝は、
熊本城まで行って来いコース。城内の公園は芝生になって
いてその周遊が気持ち良いので、最近のお気に入りの
コースとなった。道中、沿道にコンビニがあったり、公園
内にもいくつか用が足せるのが助かったりすることもある。
周りになにもないところで催すのはほんと、辛いんだよね(笑)
さて、そのお気に入りのお城コースなのだが。
行きは国道旧3号線をお城までダラダラと下って、帰りは
その反対のダラダラ上りになるのだが、長い上り下りの
ためか、ももの後ろ側やお尻のあたりに負荷がかかる
ようだ。その効果なのかも知れないが、今朝の計量では、
体重65.9キロと初めての66キロ割れ。体脂肪は15.1%
は、ちょっと疑問符がつくが、内臓脂肪も9.5%と標準の
域に入ってきた。
うれしす。
わずか数年前には85キロあったことを思うと、とくに熊本
に来てからの朝ジョグは効果があるよなあ、とつくづく思う。
去年の3月、熊本に来たときでも、やせ始めたとは言え、
まだ75キロ近くはあったからねえ。
心配していた旭菊酒造さんも社長さん以下再建に向けて
前向きになっているようだし、被害を受けなかったお酒もそこ
そこあったみたいで、どうにかおいしいお酒も引き続き味わえる
らしいことも分かって、ホッとしている。
明日の田崎市場にはどんなお魚が出回っているだろうか。
おっと、その前にお決まりの週末飲みは、やはり白川公園の
屋台かなあ。今度の日曜日にはくまもとの日本酒・焼酎を
味わう会があって、参加する予定なのだが、まだ熊本の
お酒を網羅的に味わったことがないので、どんなお酒に
出会えるのか、楽しみになのだ。
Posted by こむこむ at
13:08
│Comments(1)
手開き開眼
2010年06月07日
さて、先週末の田崎市場は、ずっとお天気続きだったせいか、
魚の量もぐっと増えてましたよ。どのお店も、ところせましと
いろんな魚が置かれています。
この日、目を引いたのは、伊佐木に鯒、鯵そしてひこ鰯あたり
でした。もちろん、穴子や鱧も良い型が出てました。
買ったのが、伊佐木に鯵、箱買いのひこ鰯でした。伊佐木が
2尾で1.4キロ、鯵も結構でかいと思ってお家に帰ってみたら
びっくりの2尾1.4キロ。で、でっこい(笑)3枚におろした身は
腹と背に分けても十分な大きさです。ひこ鰯は箱買いでしたが、
2キロは入っていたでしょうか。
無言の手開き時間が過ぎ、終わった頃にはもう手開きはいつで
もカモーン!!みたく、開眼しましたね。なんせ、100匹近く
せっせ、せっせと開いたようです。
で、何にするかって?
それは、ヒ・ミ・ツ(笑)
んなことはなく、自家製アンチョビにします。副産物として、
自家製ニョクマムもできると言うことなので、どんな出来具合
になるのか、楽しみ~。
最近、どうやら単純に料理すると言うのもありますが、自家製
でいろいろ作ってみる方向に向かいかけているようです。
梅干しも作ってみたいし、来年は寒仕込みのみそなんて
プランも頭のなかを駆け巡りかけそう。。。
魚の量もぐっと増えてましたよ。どのお店も、ところせましと
いろんな魚が置かれています。
この日、目を引いたのは、伊佐木に鯒、鯵そしてひこ鰯あたり
でした。もちろん、穴子や鱧も良い型が出てました。
買ったのが、伊佐木に鯵、箱買いのひこ鰯でした。伊佐木が
2尾で1.4キロ、鯵も結構でかいと思ってお家に帰ってみたら
びっくりの2尾1.4キロ。で、でっこい(笑)3枚におろした身は
腹と背に分けても十分な大きさです。ひこ鰯は箱買いでしたが、
2キロは入っていたでしょうか。
無言の手開き時間が過ぎ、終わった頃にはもう手開きはいつで
もカモーン!!みたく、開眼しましたね。なんせ、100匹近く
せっせ、せっせと開いたようです。
で、何にするかって?
それは、ヒ・ミ・ツ(笑)
んなことはなく、自家製アンチョビにします。副産物として、
自家製ニョクマムもできると言うことなので、どんな出来具合
になるのか、楽しみ~。
最近、どうやら単純に料理すると言うのもありますが、自家製
でいろいろ作ってみる方向に向かいかけているようです。
梅干しも作ってみたいし、来年は寒仕込みのみそなんて
プランも頭のなかを駆け巡りかけそう。。。
その後の旭菊さん
2010年06月03日
西日本新聞の記事です。これから本当に大変だとは思いますが、
ホッとしましたね。何ができる訳ではないですが、1ファンとして
旭菊さんのお酒をこれからも愛して飲み続けたいと思います。
昨日も大地を熱燗で頂きましたよ。
*****
久留米市三潴町火災の旭菊酒造 励ましの声絶えず 「支持ある限り頑張りたい」
2010年6月2日 01:26 カテゴリー:九州 > 福岡
5月31日の火災で、酒造場や貯蔵タンクなど蔵のほとんどが燃えてしまった久留米市三潴町の老舗酒蔵「旭菊酒造」。一夜明けた1日、同酒造には、励ましに訪れる人やメールが絶えなかった。
12月に仕込み、3、4月に火入れをして、3カ月寝かせて出荷している同酒造では、最初に火入れをした酒を5月末に初出荷。これから出荷本番を迎えるところだった。1日出荷予定の酒は、被災を免れ、警察の実況見分や来客の合間に、通常通り出荷したという。
杜氏(とうじ)として酒造りにも携わる原田憲明社長(53)が「杜氏になって15年、ずっと造りたかった」という天然の酒母(しゅぼ)を使った昔ながらの酒を仕込んだタンクも被害にあった。お見舞いの電話をかけてくれた東京の酒店主は、一言「飲みたかった」と言ってくれた。お見舞いの電話やメールは、札幌や東京、オーストラリアなど各地から50件以上。酒蔵を訪れた人も50人を超えたという。
施設の大半が焼けたため、今年の仕込みができるかどうかは不明。「出荷が止まると、お客さんにもう一度飲もうと思ってもらえるか」と不安もある。ただ、「日本酒のファンを増やしたい」「お客さんに支持される酒を造りたい」という思いは火災後も変わらない。
原田社長は「支持がある限り、やるべきことはある。再建に向けて頑張りたい」と話した。
=2010/06/02付 西日本新聞朝刊=
*****
ホッとしましたね。何ができる訳ではないですが、1ファンとして
旭菊さんのお酒をこれからも愛して飲み続けたいと思います。
昨日も大地を熱燗で頂きましたよ。
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久留米市三潴町火災の旭菊酒造 励ましの声絶えず 「支持ある限り頑張りたい」
2010年6月2日 01:26 カテゴリー:九州 > 福岡
5月31日の火災で、酒造場や貯蔵タンクなど蔵のほとんどが燃えてしまった久留米市三潴町の老舗酒蔵「旭菊酒造」。一夜明けた1日、同酒造には、励ましに訪れる人やメールが絶えなかった。
12月に仕込み、3、4月に火入れをして、3カ月寝かせて出荷している同酒造では、最初に火入れをした酒を5月末に初出荷。これから出荷本番を迎えるところだった。1日出荷予定の酒は、被災を免れ、警察の実況見分や来客の合間に、通常通り出荷したという。
杜氏(とうじ)として酒造りにも携わる原田憲明社長(53)が「杜氏になって15年、ずっと造りたかった」という天然の酒母(しゅぼ)を使った昔ながらの酒を仕込んだタンクも被害にあった。お見舞いの電話をかけてくれた東京の酒店主は、一言「飲みたかった」と言ってくれた。お見舞いの電話やメールは、札幌や東京、オーストラリアなど各地から50件以上。酒蔵を訪れた人も50人を超えたという。
施設の大半が焼けたため、今年の仕込みができるかどうかは不明。「出荷が止まると、お客さんにもう一度飲もうと思ってもらえるか」と不安もある。ただ、「日本酒のファンを増やしたい」「お客さんに支持される酒を造りたい」という思いは火災後も変わらない。
原田社長は「支持がある限り、やるべきことはある。再建に向けて頑張りたい」と話した。
=2010/06/02付 西日本新聞朝刊=
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Posted by こむこむ at
12:53
│Comments(0)