ほろ酔いボヘミアン居酒屋日記　熊本編

ボラを捌いた方なら分かるだろうけれど（まあ、ない
のが普通かねｗ）、骨でも内臓でもなく、丸みを帯びた
不思議な部位が、あって。

鶏の砂肝みたいな感じがして、なんだろうね？、これって
食べれるのかな？と思いつつ、無理に食してなんかあって
もいけないかと、捨てていた。

先週の土曜日に田崎市場に行くと、その部位だけがビニー
ル袋に入れられていて、普通に売られている。ボラのコリ
コリと名前が付いている。

分かりやすいっちゃあ、分かりやすいネーミングｗ

古閑鮮魚の専務さんに、何度かボラ捌いた時があって、
何だろうって、いつも思ってたんですよ。と言うと、
これがコリコリしてて、薄くスライスして、塩コショー
で炒めたりすると、たいがうまか、ですよ、と。軟骨
みたいな食感だと言うことだろうね。

ええええーっ！？そうだったんですか？もったいない
ことをしたなあと、思わず素っ頓狂な声を出しそうに
なってしまった。なんか口惜しいので、その一袋を
ゲットしたのだが。

そんな様子に、気を良くしたか、専務さん。

専務さんが、実は、ボラの白子があるのだとか、小声で
耳打ちを。ふぐの白子は食べたことあるだろうけれど、
それに負けず劣らず、いや、それ以上かも知れない味だ
とか。その日は、カラスミ用のボラの卵が店頭にも並べ
られていたのだが、大口の注文があったみたく、ボラを
大量に仕入れたせいで、白子も随分手に入ったとのこと。

まあ、普通に料理屋さんにそのまま行ってしまうところ
だろうが、分けてくれると言う。ラッキー！急速冷凍さ
れた白子はなんせ、ボラ自体が大きな魚だもん、超ビッグ。

冷凍してあるから、保存が効き、なので、少しずつ、解凍
しながら楽しめる。そんなにたくさん一度に食べられる
ものでもないので、毎週食べても、お正月ぐらいまでは
行けそうな。

年内はめくるめく共食い生活が繰り広げられそうｗ

さて。

持ち帰って、早速、コリコリはキャベツとで炒めものに
して、白子は鍋に入れて、食してみたら･･･

特に白子が。絶品～！！いやー、ホント、まじでうまいわ。
ヤヴァイ。コリコリも食感良く、おいしく頂けた。

こういうことがあるから、市場通いは止められません。

今年の冬は、ふぐも、鱈の白子も、もー良いかも、そんな
結論にあいなりました。合わせるお酒も注文せねば、とイソ
イソと、パソコンに向かうのは言わずもがな。