どうにも以前通りかかってからと言うもの、そのたびに
くすぐられる店の一つであったのだが、今回は通り過ぎる
ことができなかった。気が付けば縄のれんをくぐって、足を
踏み入れてしまってるよ(苦笑)。
だって、こういう店構えなんだもん。
長いカウンター、と言っても10人ちょっとで一杯になって
しまいそうな長さなのだけれども、奥の方に小上がりの
座敷があるようだ。おかみさんに促されて、席につく。
ほぼネタケースのまん前あたりの。
まずは生ビール(めずらしくサッポロ~!!自分的には
うれし。)を、頼んで、お疲れちゃーーーーーん。ぐびぐび、
ぐびぐび、ぷっはー。くー、うんまい。これですな、サッポロ
なだけに、男は黙って(ふるい??)、歓喜にむせぶのだ。
炭火の前で黙々と焼きに専念するおとうさんと、サービス
係のおかみさん、と息子さん(かな)の3人で切り盛りする
まあ、なんともホットするような感じが良い。キャベツのざく
切りが盛られた皿が来て、何にするか、聞かれるが、
手羽先に、砂肝(こちらでは砂ずり)、つくね、あたりを
頼むことにしましょうか。
一本いくらするのか、品書きに値段が書いてないので、
分からないが、まあ気にする必要もなさそうだ。
やきとりとは言いながら、馬に牛串もあって、それにしても
肉に限らず野菜のネタの大きいこと。となりに焼き上がった
ナス(恐らく赤なす)なんか、あんまり馬鹿でかいので、目を
瞠ってしまったよ。熊本の野菜に果物は、でかくて、長い
のが多いからなあ。
やきとりやさんらしい、煙が店中に充満して、いやあ実に良い
感じ、良い感じ。で、焼きもののお味はと言うと、ボリューム
優先の、でもざっかけなさなところが却って良いような気がする。
回転が速いお店ですからね、ネタ的には全く問題ない感じ
でした。特に手羽先ですが、皮はパリッと、中はジューシーに
丁寧に焼き上がっていてとてもおいしかった。焼き上がった
串を最初出されたキャベツの上に乗せてくれる。焼きものの
熱と、脂で少しばかりしなっとなったキャベツもそれはそれで
口直し的な良いアテになる。
生を都合3杯とって、鳥皮とタンを追加して結局5本焼いてもら
ったかな。キャベツもお代りして(お代り自由かな)、勘定して
もらう。2千円台で済みましたよ。どうやら常連さんは、着席する
なり、メモと鉛筆をもらって自分で注文したいものを書き込むのが
流儀なようです。野方のもつ焼きや秋元屋の冷蔵庫前のテーブル
席と同じですね。
締めに、スープが出されますよ。ずずーーっとすすって、どうも
ごちそうさまでした。
さあて、エンジンもかかったことだし、もう一軒新規開拓と行きますか。
やきとり一番
TEL 096-322-8418
住所 熊本県熊本市下通1-6-5 大和ビル1F
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜・祝日