もつ焼きでハイボール 豚に夢中 熊本店@市内鶴屋裏

こむこむ

2009年10月02日 18:20

気がつけばもう10月。朝晩はめっきり涼しくなってきたとは
言え、どこかに潜んでいたかと思われる、湿気を帯びた熱気
と陽射しの強さが日中になると、それがきっと現れて僕を
あの暑さのなかに引き戻す。温度差が10度以上にもなる
のだ。その寒暖のルフランが何日続いただろうか、昨日からの
長雨も手伝って、しつこい夏の名残りは、さすがにもうどこか
にあきらめもついて行ってしまうだろう。

激しく降る雨音に、秋草の繁みから聞こえてくるはずの虫の
音はすっかりかき消され、何も聞こえない。それほどの強い
雨降りになった。

さて。

その日は夕方街なかで済ます用事が2件ばかりあって、
それを終えると、さして広くはない夜の帳を迎えようとして
いる雑踏のなかに繰り出してみたい気持ちになった。

ぽつり、ぽつりと降り始めた雨が、うらめしい。

鶴屋と言う百貨店の裏手から、すこし散策してみようか。
以前、帽子屋があったところが、すっかり改装されて、
居酒屋に、どうやらもつ焼きやのようである。もしかして、
熊本初のもつ焼きやではなかろうか。焼き肉みたく、
七輪などで食べさせるところはあることにはあるが、
串で刺したもつ焼きを出すスタイルのお店はない筈だ。

少なくともそう見切って、あきらめがついていた。

後で分かったのだが、店構えが新宿3丁目末広通りにある
もつ焼きい志井や、そのすぐ近くにある沼田に大変似て
いることに気がついて、それを店主に伝えると、そうだと
言う。その店主は女性で、沼田の開店にも立ち会った
ことがあり、地元熊本で念願の出店にこぎ着けたとのこと
であった。きびきびと、そしてその高揚した表情が、こちらの
気分も明るいものにさせてくれる。

なかばあきらめていたもつ焼きが身近な場所で楽しめると
なれば、ウキウキとしてくるではないか。いつものお通しで、
まずは、ビールでお疲れちゃーーーーーん!

ぐびぐび、くううううう、うんまい。やはり、これですな。これ。
雨が降ろうが、雷が鳴ろうが、まずはこれに限る。さて、まず
何を焼いてもらおうか。段ボールを切ったのに、お品書きの
紙を貼り付けているとこも、い志井スタイルとまったく同じ
ですな。メニューもせんまい刺し、レバテキ、ガツ刺し、
そしてゆでタンに、煮込みなどの定番の一品が並ぶ。

しっぽこが個人的には好みなのだが、それはまだメニュー
にはないとのこと。

もつやき処 豚に夢中 熊本店
〒860-0801 熊本県熊本市安政町6-12 シミズビル1F
096-288-1729

続きは後ほど(笑)

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